平均律と純正律

レッスンをしているときに、純正律の話になったんだけど、純正律は、もともとピタゴラス音律での決定方法に基づいた響き・・というか、細かい説明は難しい。

昔の書では、5度圏の説明が螺旋状になってて、ある基音(ド)から
音を重ねていって、12番目に来るオクターブ上の基音(・ド)は、元の基音の
周波数の2倍よりも若干高くなると説明されてたような。
ピタゴラスのコンマと言われてたと思う。

まあ ややこしい説明はやめといて・・・純正律は、音の響きを最優先とした音律 とでも簡単に言いますね 笑

平均律と純正律を比べてみる

よく、平均律と純正律で比べられるのが
ルートと長3度 の響き です。いわいる ド と ミ の関係です。

早速、聞いてみましょうか。ちょっと長めに鳴らすので、静かなところでスピーカーで聞いてくださいね・・・ってなかなかそんな環境で聞けないよね


①基音として 440hz A音 がなります。

②平均律で長3度上の 554.357Hz C# を鳴らしてみます。(※小数点第4位以下四捨五入) 4秒目~

③変わって、純正律 で 550Hz C# を鳴らしてみます。10秒目~

④最後に平均律と純正律のC#を「これくらいずれているんだ」的に、一緒にならしてみます。
17秒目~

わかりましたかね?? ③で純正律の長3度を鳴らした時は、濁りを感じなかったのではないでしょうか。


まとめ

「響きがいいなら、平均律より純正律がいいやん」と思いますよね。
ところが純正律で「転調」を作ったとすると、新たな基音に対しての、響き重視の音列を
再形成しなければならなくなります。
平均律のピアノで説明するのも変だけど、純正律に対応させようとピアノを作ったなら、例えばCの鍵盤だけでも
数えきれない鍵盤が必要になります。

今日の話は、まあネタとして程度でいいですよ

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