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ドミナント その2

昨日のドミナント その1につづいてのお話です。

Cメジャーのダイアトニックコードで、シとファを同時にもつ和音を調べてみましょうー

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となりまして、G7 とBm7b5が増四度の関係性を持った
コードになり、機能として ドミナント と判断されます。

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さて、ここで話を元に戻しますが、そもそもの疑問は

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150820-3  の 「G7」   と
150820-4  の 「Bm7b5」 は
どちらも機能はドミナント【D】なのに、なぜ「Bm7b5」は (D) とカッコ付きで弱気なんですか??
150820-5
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「ドミナント・モーション」という言葉をご存知でしょうか?
日本語だと「解決」とか「終止形」と呼ばれてましたけど、ドミナントが
トニックに進むことですね。

これは増4度の不協和な音程が、トニックに進むことで協和音程になり
スッキリ!することで生まれます。
逆に言うと、トニックの前に増4度の音程を含むドミナントを置くことで
トニックのスッキリ感を演出しています。

これだけだと、Cメジャーキーで考えると
G7 →C△7
Bm7b5→C△7
どちらもOKということになりますが、ここで音のそもそもの「進む方向」「進みたがってる方向」が関係してきます。

それは
4度圏 時計回り方向です。
150821
G はCに誘因される(進もうとする)
CはFに誘因される
FはBbに誘因される
・・
・・でぐるっと回ります。

何で誘因されるかって・・・その辺はあまり深く掘り下げません
心理学とか哲学とか引力・重力とか・・・深みにはまりますからね。
倍音列が関わっているというのが、一番理解しやすいのですが、
また別の機会に。

でこの流れをCメジャーキーであてはめると
150821_4

となります。

Bm7b5→C△7 を使ってはいけない ということではなくて
上記の理由から
G7 →C△7 のほうが、より自然に流れるわけですね。

あなたが作曲家なら、どちらを選びますか?
より自然でしかも理にかなったのを選びますよね 😆
実際現代に引き継がれている、JAZZ・popularほとんどの曲が
V7 → I△7 のドミナントモーションとなっています。

※なお、勉強を進めていくと ♭II7  → I△7 もよく出てくるしカッコイイ!!ことがわかってきますが
今回は割愛します。

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ドミナント その1

先日メジャー・ダイアトニックコードにおける「機能」の話を
レッスンしてた時に、生徒さんから
150820-3  の 「G7」   と
150820-4  の 「Bm7b5」 は
どちらも機能はドミナント【D】なのに、なぜ「Bm7b5」は (D) とカッコ付きで弱気なんですか??
150820-5

と質問を受けました。()ついてると弱気・・・そうですよね 笑
僕も初めて学んだとき、同じように「????」でした。

なんでこの () がついているかってのは実に奥が深い・・・。
ドミナントはドミナントなんだけど・・・実務上はねぇ・・・
みたいなニュアンスです。

まず、というか、ここに書くためにすごい大雑把な説明になりますが 😯
ドミナントたるための必要条件として、そのコードの構成音の中の、ある音とある音の音程に、#4(増4度)の関係が含まれる というのがあります。

増4度は C からみると F#(G♭) になります。
F#(G♭) からみた C も#4(増4度)の関係です。

4度圏で見ると反対側との対関係になります。
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4度圏表を「時計」とみたてて
今12時のところに「C」がいますから 12時 と 6時 で1対
1時 と 7時 で ・・・・というふうに、12半音の中での組み合わせで増4度の関係になる組み合わせは、対線上となり合計6対あります。

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で、話をCメジャーの世界に戻してみますけど、Cメジャーのダイアトニックコードは
C△7  Dm7   Em7   F△7   G7   Am7   Bm7b5
となりますが、この中で増4度の関係性を含んだコードがすなわち
ドミナントになります。

ピアノで考えてもらうと、Cメジャーの音列は「白鍵」のみですよね、
すなわち黒鍵になる♭や#がつく音はないわけです。

さきほど増4度の関係性は6対あるといいましたけど
4度圏でみたときに、対になるセットで白鍵のみでのセットは一つしかありません。
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他のところだと、たとえば G と D♭ が対になってますが、D♭が黒鍵にななるのでCメジャーの音列には含まれません。
同じ理由で
C  と Gb  ×
D と Ab  ×
・・・・

で F とB の対だけは両方 白鍵ですからになります。

次回はCメジャーのダイアトニックコードで、このF音とB音が同時に含まれる、コードを調べてみましょう。
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今回の内容は理論をまだ勉強していない人にとっては難解ですよね・・・
是非その時が来たら、いまいちど見直してください。

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