1年前に池袋の音楽部門事務所を引っ越しした経緯(裏話)

ちゃんとしたご報告が遅くなってしまいましたが、去年(2024年)の12月に池袋の音楽部門の事務所を移転しました。
※制作事業部のアートラボ・アトリエは池袋のままです。

「なんで今さら?」と思われるかもしれませんね。 いろいろありすぎて、当時はちょっとリアルタイムでは書けなかったんです(笑)。

あれからちょうど1年が経ちました。 ほとぼりも冷めた(?)ころですし、当時のドタバタ劇を「不動産トラブルの教訓」として、笑い話に変えてお伝えしようと思います。

もともとあの場所は、最初のビルオーナーさんがやっていた音楽事務所とのご縁で入居したんです。 その事務所のアーティストさんのサポートをさせていただいたりと、とても良い関係でした。
僕が会社を設立したタイミングで、 「音楽部門の事務所として、ひと部屋どう?」 なんて声をかけていただいて。
ビルに併設されていた貸しスタジオの業務の一部をウチで請け負ったり、ゴスペル教室の開催など、まさに二人三脚。 あのアットホームな空気、今思い出しても懐かしいです。

ところが、です。 その初代オーナーさんの会社が少し大変になってしまい、泣く泣くビルを手放すことになったと報告がありました。

そこからはもう、ジェットコースターでした。 「投資物件」としてビルが売買され、オーナーさんがコロコロ変わるんです。
5.6回オーテーチェンジして、最終的にオーナーになったのが、異国の代表者が務める日本法人(本業は貿易とか書いてあったけど…よくわかりません)。

ここからが、僕の長い戦いの始まりでした。
まず、更新のたび(2年ごと)に家賃が上がります。 「えっ、また?」みたいな感じです。コロナ禍中の更新時でさえ値上げしてきましたからね笑 鬼ですわ 笑
さらに、管理会社も杜撰なところに変更され、共有部分の掃除などをしているのも見たこともありません。んで、ある日突然「ゴミ収集(置き場)廃止します」という通告。 いやいや、テナントビルでゴミが出せないってどういうこと!? 理由もめちゃくちゃで『ゴミ置き場に関係ない人がゴミを捨てて荒れるから』だって 笑 そこを管理するのが管理会社の仕事やんか・・・
で、ゴミ置き場を廃止したと思ったらLuup置き場にしやがった なんやねん 笑

そんなこんなで、また更新が近づいてきたこともあり、賃料上げられそうだったので移転することにしました。
 そんなオーナー会社ですから、退去時の交渉もうまくいくわけがなく。 もうね、提示された条件が滅茶苦茶なんですよ。
さすがに僕も「これは法律的におかしいですよ」と、ちゃんとした資料を持って交渉しようとしましたが・・・

担当の女性(日本語はカタコト)が話し合いの場に登場。 落ち着いた話し合いになるかと思いきや…
「アナタガ! オカシイ!!アナタノ ヤリカタハ カンケイナイ!」と、こちらの言い分は一切無視してキレられました 笑笑。
一方通行もいいところですし、ビジネスの場でなんでキレとんねん・・・

さらに衝撃だったのが、敷金の話。 「預けていた敷金を返還してください」と言うと、
「ナイ。ソンナモノ、ナイ」の一点張り。 いやいや、ここに証拠書類ありますよ?と見せると、 さも「最初からわかってましたけど、ナニカ?」みたいな顔するし。もちろん、謝罪なんて一切ありません。 他にもこんなやり取りが色々とあり、もうね、メンタルが鋼鉄じゃないとやってられませんね。

知り合いの法律家に相談しましたところ、勝てる けど、それに伴う費用・期間・メンタルを考えると 『お金ですむなら、逃げるが勝ちかもよ』と助言されました汗汗 たしかにこんな調子で、まともにやり取りしようとすると時間と精神力がゴリゴリ削られます。
「これ以上関わると、本業に支障が出るな…」
そう感じた私は、向こうの提示した理不尽な条件をのんでやりましたよ、んでとっとと退去することに決めました。 負けるが勝ち、逃げるが勝ちです。
数十万ほど余計に取られましたが 心の健康はプライスレスですわ。

豊島区や板橋区あたりでは、いまだにこの手の話が多いそうです。
というわけで、1年越しに明かす池袋事務所の閉鎖移転劇でした。

まあ結果的に2025年は母を引き取ったりしましたから、作業部屋を自宅に移したことで、池袋を離れたタイミングはよかったかもしれません。
レッスン生の方々には、レッスン場所の変更など、いろいろと迷惑をかけしてしまいましたが・・

今はもうスッキリして、新しい環境で音楽と向き合っています!

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