コード理論とアドリブの入り口

生徒さんの中でジャズを吹きたくて通ってる人 と別にジャズじゃなくてもいいからサックスを演奏したい人と大きく分けて二通りおるんやけど、やっぱし譜面に書かれてるコードネームが気になってきてとか、バンドとかするようになってソロ吹かなあかん・・という場面にぶち当たって、アドリブに興味をもつようになる場合が多い。
アドリブというと難しい というイメージがあるとおもうけど
ん・・・簡単ではないけど 笑 でもそんなに構える事もないとは
思う。

理論書を買うとたくさんの情報が一気に頭に入ってきて
何が何やらわからんようになって、結局途中であきらめる・・。

しかし、理論を習得してからアドリブの練習を始めるというのはナンセンスな話だとも思っていまして、私自身も吹奏楽あがりの最初の頃は、理論はチンプンカンプンのまま、インスト系バンドに入って、なんというか吹きたいように吹いてみて「あれ・・さっきのとこで吹いた音気持ち悪かったよな・・」とか「おーーーたまたま吹いたこの音、めっちゃ気持ちよかったやん」と偶然から学習しとりましたww で、その偶然を、理論を勉強することで後付で「意図的」に出せるようになって、つぎの段階で「この音をこっちに変更してやると、なんつーーかアダルトな雰囲気になるんちゃうかな」と、一部の音を変更してみて美味しい音を知ることが出来たりね。そういった意味で、理論は「裏付け」とか「作戦」のためには有用な方法だとは思います。

音程の表記方法(度数)を学ぶ

コードネームの理解への道 1  音程と度数
コードネームには 例えば C7  Cm7  Cmaj7 など数字と略号が使われます。これは 音程 を学ぶ事で理解できてきます。そもそも 音程 とは? これは以前にもお話しましたが → コチラある音 と ある音 との隔たりのことを言います。単

ここを曖昧なまますすめると、結局なんも分からんようになります。

度数が分かったら コードネーム の表記がどのような決まりに則っているかを知る。

コードネームの理解への道 2 コードとは
この章をお読みになるまえに今一度前章のコードネームの理解への道 1  音程と度数 をマスターしてください。これを曖昧なまま進めてもすぐに頓挫してしまいますから、頑張ってください!!ではコードとはそもそもどういう基本で作られているのかを知りま


コードネームの構成音が分かる様になったら、とにかくコード構成音を吹けるようにする。サックスは単音楽器なので必然的にアルペジオで演奏することになるから、とにかく反射的に対応できるまで反復練習あるのみ!! アドリブの理論とかしらなくても、その曲のコード進行に合わせてコード構成音を吹ける様になりましょうよ!!


メジャーのダイアトニックコードと機能を知る

マイナーのダイアニックと3種類のマイナースケールを知る

ケーデンス(終止形) トニック とか サブドミナント とか
ドミナント とか まあ要するに 起承転結 の法則を知る
と だいたいここまで教えてから実践をしつつやけど、
よく ドレミファソラシドが吹けたらアドリブができる って
本とかあるけど じっさいそうなんよね。

逆にいうと全部の調のドレミ・・・は最低限吹けんとあかんねんよね。
そやから、まずは全部の調でメジャースケールはふけるように
日々練習してくださいね。
よく几帳面にノートに全部の調のドレミ書いて練習してる人いるけど、
それでは 譜面が読めるようになるだけ やから極力指が勝手に
動くように ある程度身についたら譜面とか使わんようにね。
かくいう私も、最初全部書いて、見て吹いてたけどね 笑

あと b系の調は ちゃんとbisキーで吹くようにしなあかんよ。

全部'A#'運指使ってたらしんどいよ~ bisキー使おう
サックスの左手・人差し指のところに有るbis(ビス)Keyの使い方を解説しています。

こうやって文章でかくと難しそうかもしれんけど、
まず基礎的にはこのへんまでは音楽経験まったくなくても
2ヶ月くらいで分かってくるんよね。

まあ平行して ジャズレガート の練習もせなあかんよね。
でもこれもいいエチュードがあるんよね これ使ったら一ヶ月ですぐに一皮むけたジャズ吹きできるようになる。
まあこれは俺も昔師匠から紹介されて、自分もレッスンで使ってるんやけどね。

んで昨日3ヶ月前から理論勉強してアドリブを始めたばっかりの生徒さんが、セッションに行って来て、はじめて「すこし考えてアドリブをしてきました」とメールきてんよね。レッスンでやってた曲を3曲ほどアドリブしてみたらしく、自分が思ってた以上に周りの評価がよかったらしい。楽しめたーと書いてありました。『どうやってアドリブ勉強したんですか?』って聞かれたらしい 笑 てかあんたもまだコード覚えだして3ヶ月やし 笑
ただ彼は理論を勉強する前から、とにかく適当にでもソロを吹きまくる下地も有ったから、それに理論で少し得た「かっこいい音」を足すことが出来始めたんだと思います。

でもこうやってセッションの場に飛び出していくのはなによりも「実験の場」として勉強になるんよね!! 人のも聞けるし、また課題もたくさん見つかるし。
結構都内では初心者にも優しいセッションを企画されてるミュージシャンの方も多く、とても楽しい環境で学べるようです。
また最近では伴奏してくれるアプリもあるので、録音しながら吹いてみて、あとからプレイバックして聞き直す練習も有用だと思います。最初は「書きソロ」をつくって、そのソロに徐々に手を加えたり音を変更したりしてバージョンアップさせるといいですよ。

サックス教室 フイテマス 藤本匡光
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