先日の某裁判を見て思い出したことなんですが…2年前になくなった母方の叔父さんは警察官でした。私が高校生の頃に大きな『抗争』が起きてましてね、それから数年間、叔父さんは最前線で機動隊長として指揮をとっておられました。
その時の功績もあろうとは思いますが、学ぶことに貪欲だったらしいおじさんは昇進試験もつぎつぎとパスして、最終的には高卒ノンキャリアながら警視正で退職されたんです。さらに退職後も社会保険労務士の資格を1年で取得されたりと、ほんとに頭が下がる思いでした。
そんな叔父さんに我が家から電話で連絡をする際には、一つだけ決まりごとがあったんですよね。
『必ず一度留守番電話に名前とメッセージを入れて、数分してからかけ直す』というものでした。
本当のところを叔父さんに結局聞くことも出来ませんでしたが、どうやら警察現役時代に職務でいろいろと『対峙』すねことも多かったそうで、ちいさな気苦労が絶えなかったそうです…結局、退職後亡くなるまで20年以上、その『習慣』は変わりませんでしたわ。
仕事って大なり小なりその職業でしかわからない苦労もありますが、警察官・消防士・医師・看護師・・・など、人の生死に直接・間接にでも関わる現場で働いている方々には、わたしには想像もつかないご苦労もあるんでしょうね。
なんや、ふと思い出したことでした汗