観劇 「エール!」

9/9から中野テアトルBONBON上演されていた「エール!」
千秋楽に観劇することが出来ました。


「エール!」作・演出は、劇団東京フェスティバルのきたむらけんじさん。ご自身の足で取材され、それを基に物語を構築されていることで、物語はリアリティがありつつ、お芝居を見終わった後に、ふわっと幸せになるんです。

今回は「避難所」で描かれる、父母引きこもりだった息子・大学受験を控えた娘と母の母子家庭、その二つの家族と、ボランティアとして参加した、東京で売れない役者を続けている被災地出身の主人公、そして、その学生時代の後輩で、避難所を取り仕切る役所職員・NPO団体代表として、その避難所をサポートしているが暗い過去をもつ男性、そんな人々が罹災をきっかけに、ある避難所で出会い、それぞれの人間模様を描いた作品でした。

公式webより引用———

50歳を過ぎて未だに定職につかず夢を追いかけている井手辰彦。
ふるさとで起こった大災害をキッカケに避難所へ駆けつける!

ところが、家族や同級生たちは、アカの他人と共同生活せざるを得ない状況に疲れていた。
さらに、子どもや仕事、身体のことなどプライベートの悩みも重なって心労はピークに!

久しぶりに故郷へ帰って来た“よそ者”と地元で生活するかつての仲間たちとの間に
温度差を感じながらも、「俺が何とかする!」と立ち上がる辰彦。

果たして、辰彦の「エール」はみんなの心に届くのか?!

———ここまで引用

今回の作品も、観劇後、ふわっっと幸せな気持ちにつつまれる、よい作品でした。役者の方々の実力も素晴らしかったのは勿論ですが、きたむらさんの”本”の完成度が、いつもながら見事な作品でした。

今年は、きたらむさんの主宰する、東京フェスティバルの公演が、諸事情で中止になってとても残念ではありましたが、また次の作品も是非拝見させていただきたいです。

 

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

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