吉本興業さんの話題でワイドショーが慌ただしいですね。
私ももともとは神戸出身なので、吉本興業さんは、なんつーか身近な存在でした。小学校が土曜日午前に終わって家に帰ってきて、土曜日の昼ご飯はお好み焼きがデフォルトで、お好み焼き焼きながら吉本新喜劇の生放送を毎週欠かさず見ていました。中学生頃になると大阪まで寄席をみにいったりね。「勉強せんかったら吉本いくしかないぞ」と先生が言うと、教室が和むとか・・・関西特有だとは思いますけどね。
勉強が出来なかったわけではなくて、将来は吉本興業に入りたい!!と言ってて、実際に吉本に芸人として所属した同級生・後輩・先輩もいます・・現在知ってる限りで吉本に残っているのは尾崎小百合さんだけです。尾崎さんは僕の一つ年上で実家がすごく近所でしたが、当時からヒクくらいの美人でしたので、一緒に当校してくれるときは子供ながらめっちゃくちゃ緊張してましたww もともと音大ピアノ科卒業後、吉本興業の一部門「モデル・タレント部門」に所属されたと当時聞きました。
芸人さん・役者志望・ミュージシャン志望もしかり、下積み時代はバイトにあけくれながら「いつの日か!!」と夢と希望をもって精進し、それをハングリー精神と呼ぶ事もありますけど、時間の経過とともに、疲れて疲弊してやめてしまったり、止むに止まれぬ事情で夢をあきらめて・・とか。チャンスというのは続けていないと訪れませんが、それをモノに出来るかできないかは、本人の実力や努力もありますが、制御できない「運」というやつも介在しているように思ったりもします。
このチャンスを与えてくれるのが、先輩・後輩・師匠(徒弟制)など色々な形がありますが、吉本さんの制度として良いところを上げるとすると、門戸がめちゃくちゃ広いNSCに入学して、卒業したらとりあえず吉本の舞台に上げてもらえるのは、とてもいい事だとは個人的には思ったりします。そこで目が出る出ないは実力・努力、そして自分では制御できない「運」もあるのかなぁとおもいますが、舞台現場での経験やらチャンスが何回も訪れる可能性もあるわけですし。まあ、わたしも吉本さんの中にいる人間ではないので実情は分かりませんけどね。
なんか、また、いまの話書いてて、昔やってたことのある「キャバレーの箱バン」思い出しました(笑)キャバレーの舞台には沢山たてましたが、ギャラもめっちゃ安くてチャンスなんて微塵もなかったですけどねwww ジャンルを超えた対応力は付きましたけどね (^^; あれれ・・身もふたもない話になってしまいましたが・・・。
あと、芸人さん・役者さん・ミュージシャンなどとの”契約”については縛りが発生する事での良い面と悪い面もあるように、これまた個人的には思います。
これも、だいぶ昔話ですが私が某新人企画バンドでのデビューが決まり契約書を交わす際に、事務所サイドとしては当たり前かもしれませんが”バンドのスケジュールをなにより優先する” “月給は一桁前半万円”という項目があり、音楽で飯を食うための契約をしてしまうと、バイトも出来なくなるので生活が立ち行かなくなる・・・というジレンマに陥ったことがありました。新人無名バンドですからいま思えば当たり前っちゃ当たり前だったんでしょうし、最初から低賃金でも月給制を提示されていたことは事務所は良心的だったのかも・・・と今となっては思いますが、結局契約書に判を押すことができず、わたしはそのバンドからは抜けてしました、他のメンバーには悪い事をしたな・・・と、今では反省もあったり複雑ですけど、あの契約に縛られたとすると、またそれはそれで苦しんだようにも思ったりしますし・・・なにが正解だったのか。最低生活保障月給制なんてこれから売り出すバンドで売れるかどうかも分からない状況ですと、広告宣伝費やら機材費やら場所代やら人件費やら・・・と結構経費もかかりますから、事務所さんが最初から捻出するのも困難なこともありますし、まあ「ない袖は振れん」ということと「売れてないのに払えるか」という面もありますからね。まあ、マネージメントのみを委託する形式もあるとは思いますが、仕事を振ってくれるのが事務所さん側ですと、力関係もでてきちゃいますから”請負契約”ではダメでしょうし、自分が自主的に誰かに強制されたわけでもない”夢を追う世界”では、なかなか難しい問題ですね。さんまさんはマネージメントを含め、自身の会社”オフィス事務所”経由で吉本さんと仕事されているというのは、とても計算されていて合理的だなぁと感じました。
今の時代では・・・とか、いろいろと意見も出揃ってきましたけど、吉本興業さんとの距離感が関西人は割と身近にかんじているせいか、法律とかそのへんの事は重要なのは重々わかってますがが・・・・テン・・テン・・テン・・的な・・。
てか、何のために誰に向けてこの文章かいたのか、自分でもようわかりませんわwww
いちオッサンの独り言でした (^^;