反復記号

反復記号は、 において、同じ所を繰り返す場合に使われる記号です。
中学の音楽の授業で習っているとは思いますが、いかんせん
私も中学の音楽の授業はフメジメに受けていたので、楽器にかかわるまでは
わかっていませんでした。
皆さんも今一度覚えてくださいね!!


基本的には
◆リピート
◆ダルセーニョ
◆コーダ の3種類を覚えれば大丈夫です。

※ いまから出てくる譜例には、下段に 小節番号 を書いています。
小節番号はその小節の頭に書いてますが 例えば 1→2 とかいてある
場合は 1小節目 と 2小節目 を演奏する という意味ですので
間違わないでくださいね。

リピート記号
        
基本的には1対でワンセットとなっています、譜面で一番よく使われるくり返し記号です。
実際に下の例で使われ方をみてみましょう。
例 1)

2小節目の頭 と 4小節目の終わり にリピート記号がありますね。 この場合は 2.3.4小節を繰り返すことになります。通常指示のない場合は 2.3.4小節を2回。
進行順序  1→2→3→4→2→3→4→5→6→7
例 2)
例 1 では特に指示がありませんでしたから、2回ましたが この 例 2 では
“×3″ (掛ける 3) という指示がありますから、3回繰り返します。
進行順序  1→2→3→4→2→3→4→2→3→4→5→6→7
例 3)
さて 今度は 4小節目 と 5小節目 の上に それぞれ 1  2 という数字が入ってます。
これは 1カッコ 2カッコ とよばれます。リピート記号とセットで使われます。
カッコ がついた場合は くり返しを挟んで数字の順番に進んでいきます。
進行順序  1→2→3→4→2→3→5→6→7
例 3)
進行順序  1→2→3→4→2→3→4→2→3→4→2→3→5→6→7
ダル セーニョ
  
は セーニョ と呼ばれます。 は ダル セーニョ で 簡単に言うと セーニョ に 行け!! ということです。
ダルセーニョ の出てくる譜面では 通常 コーダ と共に使われます。一緒にコーダも覚えましょう。
コーダ
  
は コーダ と呼ばれます。 は トゥー コーダ で 簡単に言うと コーダ に 行け!! ということです。 は曲の終結部分(エンディング)に向かう場合に使います。
例 1)
2小節目の頭に 
3小節目の頭に 
4小節目 は 1カッコ 
4小節目の終わりに
6小節目終わりの上部には 

7小節目の終わりに 
8小節目の頭には がついています。さてどうやって進行するのでしょうか。反復記号には 優先順位 があります。
まずは  が優先されます。これに 1カッコ 2カッコ ・・ も含みます。次に →  があれば コーダ より優先されます。
サックス教室 譜面の読み方
進行順序 1→2(上のは通過)→3→4→3→5→6(6小節目終わり上部のは通過)→7(7小節目終わりにがあるので記号のある2小節目へ)→2→3→4→3→5→6(6小節目終わり上部にがあるのでマークのある8小節目に飛ぶ)→8→9
————————————
1→2→3→4→3→5→6→7→2→3→4→3→5→6→7→8→9
————————————
例 2)
サックス教室 譜面の読み方
例 2 では 一カ所 例 1 と違う部分があります。の横に (STRAIGHT)と書かれています。ストレート ですから 直訳すると 直進 ということになります。
この場合 ダルセーニョしてきた時はサックス教室 譜面の読み方 サックス教室 譜面の読み方のリピートを無視して 直進してくれーー ということです。
例2では 1カッコ 2カッコ がありますので、直進するには 2カッコ に進行します。
カッコが有る場合 ストレート の時は一番数字の大きいカッコにそのまま進行します。
進行順序 例1) 1→2→3→4→3→5→6→7→2→3→4→3→5→6→7→8→9

例2)
 1→2→3→4→3→5→6→7→2→3     →5→6→7→8→9
例 3)
サックス教室 譜面の読み方
進行順序 1→2→3→4→3→5→3→6→7→2→3→4→3→5→3→6→8→9
例 4)
サックス教室 譜面の読み方
進行順序 1→2→3→4→3→5→3→6→7→2→3→6→8→9
ダ カーポ
 曲の一番初めに戻ってください!! という意味です。
例 1)
サックス教室 譜面の読み方
は 優先順位としては ダルセーニョ や コーダ より優先されます。 効力は1回限りなので、
繰り返してきて再度の小節にきても、その場合は無視してそのまま進行します。
進行順序  1→2→3→4→2→3→5→6→7→1→2→3→4→2→3→5→6→7→8→9
例 2)
サックス教室 譜面の読み方
D.C time straight などの注釈があるときは 直進するので この場合は 2カッコ に進行します。

また 7小節目の最後にある D.C の部分に あわせて D.C straight と書く場合もあります。

進行順序  1→2→3→4→2→3→5→6→7→1→2→3→5→6→7→8→9

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さて ちょっと長いですが 問題 です。 まず自分で書いてから 答えをみてください。

区切り線
問 1
サックス教室 譜面の読み方

区切り線

問 2
サックス教室 譜面の読み方

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答え
問 1

123434567891091091091112131478910910910911121516

問 2
12343434567891091091091112131478911121516

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

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