エアロフォン用の新リード付きマウスピース「HARD」まもなく(11/18)発売されます!!
なお、リード単体での発売ではなく、マウスピースにセットされた状態で販売されますので、付け替えるのも簡単ですね!!
【11/9追記 公式ページで発表されました
https://www.roland.com/jp/products/op-ae10mph/】
早速、レビューしていきたいと思います。
新しいリードは、より本物リードの様なアンファイルドカット(フレンチカット)が施されてますね😄
まあ、ご存じの通り、エアロフォンのリード自体は振動することで音を出すわけではないので、関係ないっちゃ関係ないんですけど、雰囲気は重要ですわ!!!!!
Rolandさんの本物への拘りが感じられますわな。
まあ、さらに言うと、唇触りもより本物に近づけるため、縦方向の繊維を模した細い筋を入れてあります、これ意外と気持ちいいです、「口当たりまろやか」😆
横から見てみると、厚みの違いはハッキリしいますね
相当厚くなっていますよねー
マウスピースのティップオープニング自体は、どちらも変わらないんですけど、横から見ると、リードとマウスピースのサイドレールとのすき間の空き具合(角度)が違ってるので、リードの取り付け角か、サイドレール自体の歪曲度合いが微妙に変更されているのかもしれません(ちゃんと角度しらべてないので、推測ですけど(^-^;)
で・・ですわ、根本的な疑問があるんではないでしょうか
エアロフォンはリードが振動して音を出しとるんちゃうんやから、リードの硬度を変えて何のメリットがあんねんっっ???
そうですよね、なんやねん と思いますよね。
ところが、リード硬度を変更すると、吹奏感は激変するんですぜ。
まず、メリットとしては、薄いほうのリードを装着していると、演奏中にマウスピースにくっついてしまう事が起こる場合があり、その場合息の流れが阻害されてしまい、演奏にも影響がでてしまいます。
エアロフォンから口を外した時に、たまに「ペコン」ってリードから音がなったなった経験ありませんか、あれってリードがマウスピースに(サイドレールに)張り付いてしまって、口を放した瞬間に張り付きが解消される際に、ペコン音現象がでてたんです。サイドレールに張り付いたとしても、息が完全に流れなくならないよう、マウスピースの先端部分は通気形状になってますから演奏には影響ないんですけどね。
新 HARDリードにすると、張り付きは全く無くなります。
ですから、アンブッシャの締め圧が高めの方、というか、普段サックスを含めたリード楽器を演奏する方で、エアロフォンも吹く方は、新リードのが全然吹き易いと思います。
あくまでも個人的な感想ですが、そんな方に、感覚的に説明すると、デフォルトのリードで吹いた感じは、バンドレンの番手でいうと、1とか1.5くらいのペラペラですけど、新リードにすると、3番~3半のリードを使用して演奏している感覚になれます。ブレスセンサー系のパラメータと併用することで、持ち替え時にも違和感を極力減らせるのではないでしょうか。
もう一つのメリットとしては、ベンド奏法を使う方にとっては、薄いほうのリードだと反応が良すぎて、扱いずらいと感じてた方も居られると思いますが(反応が良すぎてパラメータ設定がシビアになる)、HARDリードにすると、ベンド反応が緩やかになる分、あまりピッチコントロールに神経質にならなくてもbend効果を得るようになるかもしれません。
サックスでベンド奏法出来る人にとっては、リードへのチカラ加減てそれほど意識していないレベルで自然に変化させていると思いますが、柔らかすぎるリードだと、逆に意識して動かさないと、反応が大きくなってしまい、過度なベンドになってしまいますからね。アンブッシャのキープ感覚は、HARDリードの方が、よりサックスに近づいたように思います、ベンド周りは、多少以前のパラメータ調整手順と差異がありますが、これは次期バージョンアップでさらに洗練されるのではないでしょうか。
なお、ベンド奏法を使わない人(バイトコントロールパラメータをOFF若しくはVIBで使っておられても)、カボッて咥えるだけではリードは殆ど歪曲しないので、息の通りがスムースですから、ある意味リコーダー的に息を入れるだけでの演奏もできます、こちらのが好みというの方が多いと思いますけどね。
価格は4000円+税 で 11/18 発売とのことですー
個人的には、是非、現状デフォルトリードと、新発売のHARDリードを試していただいて、選択されることをお勧めします!!