サックスのリード調整 入門編 2

※その1 はコチラ

さてでは実際に削って見ましょう。

まず とくさ か サンドペーパー を用意して水にぬらします。削るリードも水でぬらします。

これはリードを画像処理して厚みの分布を分かりやすくしたものです。色の濃い部分が厚く、明るい部分は薄くなっています。
リードを手にとって、光にかざしてみると分かると思いますよ。吹いてみた感じがとりあえず硬い場合は、全体を満遍なく削りましょうー
削る場合は、とくさ サンドペーパー のかける方向を間違わないようにしてくださいね。矢印の方向にのみ動かしてください。

逆方向に動かしてしまうと、リードの植物繊維を痛めてしまうので、ザラザラしてしまいますし、うまく削れませんからね。
あと2.3回削ったら吹いてみて また削って 吹いてみて と徐々に削りましょう!!

「ちょっと待て その1削りが 命取り」

硬さが程よくなったら 微調整 にはいります。
この写真で 青色 の部分はもう手を入れないほうが懸命です。先の方の青部分を削りすぎるとリードミスが頻発したり、音がぺらぺらになってしまいますし、中央青部分は リードの腰 の部分です。ここを削りすぎるとまったく使い物にならなくなってしまいますから、なれてくるまでは、微調整はやめときましょ!!でも失敗を恐れてはだめなんで、色々試して駄目だったら最後にここら辺を削ってみると、どう変るか分かると思います!!
さてリード削りはこの写真で示した部分の調整が一番効果があります、真ん中のレ~高音域くらいまで、この部分の調整で変化していきます。
まずは左右のバランス(厚み)を均等にするといいですね
光に透かしてみて、透過する光の濃淡で把握してみてください。あまり広範囲を削るより、前のほうとか 後ろのほうを少しづつ吹いてみると変化がわかると思います。この色の付いた部分は たとえばバンドレンというメーカー一つとっても V16 と JAVA だと厚みの分布が違っています。逆に言うとメーカー側はリードの厚みの分布を変えることで、違った製品名にしてるわけです。
分布を変えると抵抗感・吹奏感・音色が激変しますからね。

 

リード調整はある程度サックスにもなれてから行ってくださいね。
アンブッシャー ・ 呼吸 などが一定でないと、リードが原因かどうか
分からないですからね。

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

サックスのリード調整 入門編 1

僕を含めてリード楽器奏者にとっては、消耗品である
リードには頭を悩まされますよね。。。

箱で買うと2000円とかしちゃって しかも全部は使えない。。
10本入りのお菓子を買って、そのうち6本が腐っていたら怒るのが
当たり前ですが 笑 リードの場合は仕方ない・・とあきらめますよね。

僕もいままで沢山のリードを吹いてきたわけですが、やっぱし
メモリアルリード と僕が呼んでいる 思い出のリード があります。
箱から出して湿らせて吹いた瞬間に稲妻が落ちた感じで、全ての
音域がすばらしく、音色もすばらしく、さらに吹奏感まで最高!!!
ってリードですが、数年に1枚・・・とかそういう確率かもしれません。

10枚買ってそのうち5枚以上ある程度吹ける自分に合ったリードメーカーと
種類と硬さをまず見つけましょう。
ほとんど鳴らないとか、音色が嫌い・・とかそういうメーカーは省いていき
探してみてください。

10枚のうち ホームラン はなくても、5枚くらい ヒット が打てる種類と硬さが
見つけることが まず第一歩ですね!!

さて10枚のうち 5 枚ヒットなら 逆を言うと 5枚 はずれ・・・なわけです。
その5枚を捨てるわけにもいかず・・・・という場合に、ドブに捨てるつもりで
調整してみてはいかがでしょうか?

正直時間と手間と経験が必要なので、その時間練習にあてたいときは
新しいリードを買ったほうがいいかもですが、ある程度調整する能力があると、
「もうすこし 高音域がでれば 最高なのに・・」って時とかに役に立ちます。

ただし 削る という方法で調整するので、最初から柔らかすぎでNGなリードは
調整できないので。。。

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準備するもの

●とくさ
●耐水サンドペーパー  600番以上の細かいやつね。

とくさ ってあまり馴染みないかも知れないのですが、リードの調整を
するときに使う植物です。リードももともと植物の 葦 ですから、植物で
植物を削るわけです。こまかな調整ができます。

僕のすんでる東京では多摩川あたりには自生してます。

竹を小さくしたような感じの茎です。

この とくさ の茎を節ごとに切って乾燥させたものが

これはもう15年前くらいに作っていまだまだ持ってます。
沢山つくっちゃえば一生もちますね 笑
とくさ は観賞用としても販売されてるらしいので、花屋さんなどに
聞いてみるとあるかもしれないですよ。

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