そ・・そこまで飾らなくても・・・。

滋賀県Kさんからの質問です。教室 区切り線
クラシック系サックス(ブラスバンド)からポピュラーに転向しようと練習しています
そこで しゃくり奏法を学びたいのですが、どう練習すればいいでしょうか?
教室 区切り線

face_icon 「しゃくり奏法」 正式にはベンド奏法のupの事ですね。
※ベンド奏法は細分化すると色々な種類がありますが、大きく分けるとベンドアップとベンドダウンがあります。
個人的には「しゃくり」というのは、悪い意味でとらえているので「しゃくり奏法」っていう呼び方はNGです 😆 
しかし、けっこう検索語句みると「しゃくり サックス 奏法」ってのが多いんですけど、きっちり正式名称を覚えてくださいね 😉 

結論からいいますと、残念ながらweb上、文章でベンド奏法をお伝えすることは不可能なんです・・。
というか、文章で伝えることはリスクが大きすぎて致せません。

例えば「下あごを少し緩めた状態から・・・うんぬんかんぬん・・・」と書いてみても、100%伝わりませんし
読み手が勝手に解釈した練習法での習得は絶対にありません。

もし文章で読み手なりに解釈して練習をつづけると、えらく残念なベンドアップが完成します、
言葉を選ばずに書くと「気持ち悪いベンドをするヤバイサックス吹き」です。

そうならないためにも、お金をだしてプロに習ってください、ここはケチったらいけません。
我流で後々残念なサックス奏者になってしまっては、取り返しがつきませんからね。

サックスの演奏において、ポピュラーサックスの装飾技法は必要ですが、度を越えて使うと「なんだかなぁ・・・」という演奏になりますよね。

教室 区切り線
以下、ちょっと毒舌 😆

「いかにもサックスでフイテマス的」な演奏は、聞いていてむずがゆくなります。
それはアマチュアの方なら、「まぁ・・仕方ないか・・そういう時期あるある」と微笑ましくも感じますが・・。

「え・・・そこまでベンド大盛りで吹く曲想ちがうよね・・・」 😯 
とか
「あ・・あなた・・・そこまで装飾モリモリで吹く部分ですか???」 😯 
とか
エトセトラ エトセトラ・・・

『サックスで演奏しているんだから、サックスの得意な表現を駆使しなければ損だ!!!
そんな奏法を操る俺すごい!!』

みたいな演奏を聴くと、聞いているほうが恥ずかしくなってきます。

・・・・毒舌に拍車がかかるので、これくらいにして 😆

なにが言いたいかというと、
演奏には、考え(曲想)があっての奏法であって、奏法ありきで曲を吹かない ってことです。
サックスの良い音色で、さらっとメロディを奏でるだけでも、人の心に届くものです。
曲の部分部分に、そこに必要なテクニックを、テクニックが鼻につかない程度織り交ぜるくらいでいいと思います。
最大の武器は「良い音色」ですから、それだけでも十分聞き手に伝わるはずです。

そういった意味で、素晴らしい例を挙げると、度々引き合いにだしますが、
フィルウッズ氏の「JUST THE WAY YOU ARE」のソロですね。
嫌味なく、心にすっと入ってくる至極のソロを、サックス奏者として完全コピーしようとすると、ものすごく繊細なテクニックが、嫌味なく隠されてる事に気づかされると思います。

お化粧と同じ
厚化粧すぎると・・・やな・・・・

教室 区切り線
で・・では、今日はここまで!!  😆

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

 

オルタネイト・フィンガリング

今日は、サックス特殊奏法の一つオルタネイト・フィンガリング】をやってみましょう。
ちなみにギターにも「オルタネイトピッキング」という奏法があります。

今回は、運指は割と簡単なのに、カッコよく聞こえる飛び道具的オルタネイト・フィンガリングフレーズを練習してみましょう 😛
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まず、オルタネイト・フィンガリングっていうのは、文章で書くと難しく聞こえるかもですが・・・
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同じ音が続くとき(または続ける時)に、本来の指とは別の変え指を交えて、音色及び少し音程の違う音を交互につかって得られる効果
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ですかね。ほらぁ・・・文章に書くと難しい 😆

マイケルブレッカー・メイシオパーカーをコピーする場合には、必須テクニックですし。ジャズでもよく出てきます。
トランスクリプション(サックス奏者などのソロなどを採譜した譜本)では、音符の上とかに、このマーク オルタネイト記号 が付いてる音は、オルタネイト・フィンガリングを使います。
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僕が高3の時に、初めてオルタネイト・フィンガリングに出くわしたのが、サックス奏者 伊藤たけし氏が、SQUAREで演奏していた「IT’S  MAGIC」のソロ中でした。
当時は、何がどうなって、あんな風に演奏されているのか、全く見当がつかず、タンギングでやろうとしてましたが、見事挫折しました 😆
本来はオルタネイト・フィンガリングを使うフレーズですからね、オルタネイト・フィンガリングを使えば、結構簡単に再現できますし、しかも、かっこいい!!!!!!

そのフレーズ皆さんも再現してみましょうー
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それでは伊藤たけしさんフレーズ、まずこれを練習します
【譜面 1】
オルタネイト・フィンガリング1
譜面にすると、難しそうに見えますが
「 ラ ソ ソオルタネイト記号 」 を繰り返すだけです。タンギングは入れなくて、スラーでOKです・
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オルタネイト・フィンガリング3

 

 

んで、オルタネイト記号のついている、「ソ」の所は、この指を使います。
普通の「ソ」 + 右手側の中指・薬指・小指のキーです。

 

 

これが出来たら、【譜面 2】フレーズです。

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【譜面 2】
オルタネイト・フィンガリング2
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百聞は一見に如かず 😎
【譜面 1】【譜面 2】練習の仕方を、簡単な動画にしてみましたので参考にどうぞ。

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今回とりあげた「 ソ 」以外の音にも、もちろんそれぞれに、オルタネイト・フィンガリングがあります。
ポピュラーサックスの教則本などには紹介されているので、少しづつ覚えて演奏に取り入れていくといいですね 😉
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サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

サックスで1/4音階の練習 【中級~上級向け】

さて一つ練習方法の紹介です。

中級~上級者編になりますが。
1/4音階の練習です、半音階のさらに半分ということです。
1/4音は quarter tone といいます。

サックスは基本半音階(クロマティック)楽器ですからquarter toneの運指は
デフォルトの運指にはありません。指でつける装飾でquarter tone効果に近いのは
オルタネートフィンガリングですが、今回はフィンガリングではなく、口(顎の動き)
音程を自在に操る為の練習になります。

微妙なニュアンスを出すときや、ベンド奏法の基礎練習ともなります。
基本的にチューナーは役立たずになりますから、自分の耳でしっかりと
1/4音階の階段をつくってください!!

尚1/4音の記譜記号はあります(下の図のように、#にもう一本縦線をひいてみたり、♭を左右反転とか)
quarter_tone

下の音源を参考にどうすれば出来るかを「考えて」練習してください。
どうすれば良いか? を考えられない方は、現在はまだこれを
練習するところまで来ていないということなので、スルーしてくださいね  🙄

まず下降形のほうを練習してから 余裕が出来たら上昇をやってみてください。
上昇は最初頭こんがらがりますけどね 笑

border◆quarter tone 下降

border◆quarter tone 上昇

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サックス教室 フイテマス 藤本匡光

サックス演奏の装飾技法

サックス演奏の装飾技法についてです。

そもそも装飾技法とはなにか と簡単に説明すると「譜面にかかれてない音符を足したり、
表現手法としてのテクニックを演奏に追加する」とでもいいましょうか・・

ポピュラーのサックスを学ぶためには、サックス歴にもよりますが、重要な練習となります。

装飾技法には大きく分けて
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■指でつけるもの
→アプローチノート(全打音・後打音)
→前コブシ・後ろコブシ(代用としてクラシックの”ターン”の記号が使われる)
→グリッサンド(up.down)
→トリル
→オルタネート
e.t.c
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■舌でつけるもの
→ハーフタンギング
→スラップタンギング
→フラッター
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■喉でつけるもの
→グロー
→ダブル・トリプルタンギング
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■顎の動きでつけるもの
垂直方向  →ヴィブラート
→ショートダウン
水平方向(垂直方向・運指装飾も併用時有り)
→ベンドアップ
→ベンドダウン
→スローイング
→ポルタメント
e.t.c
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※ある程度のサックス歴がないと、後半は意味不明な表現だと思いますが・・。
上記の指でつけるもの に関しては、僕は初心者のときから追々教えています、
最初は苦労しますが、半年もしないうちにある程度付けれるようになるので
それ程苦労はしないのかなぁ と思います。なぜなら「決まり事」で覚える
事ができるので、練習しやすいということだと思います。
さて実はココまでは前置きなんですが、メールでも質問をよくいただく事で
中級者以上の方からの質問なんですが、総じてまとめると「ベンドの奏法の練習方法」
ですね。ベンド奏法はポピュラーサックス奏法に欠かすことはできない奏法ですが
一歩間違って変な癖がつくと、リスナーサイドからは非常に不快なサックス奏者に
なってしまいます。「しゃくり癖」が代表的なベンド奏法失敗例ですね。

本人はしゃくってる意識ないまま、しゃくりまくり になってしまって、元に
戻すのには2年近くかかる人も居ます。
この音程を扱う装飾技法は、くれぐれも自己判断で練習しないようにしてください。
プロに指導を受けることをお勧めします。
ヘンテコな癖がついてから、矯正する意味で指導をうけても、最初から習うより数倍の時間が
必要になります。

音程を正確に操る為には、プロの指導のもと、顎の動きを細かく研究してください。
上で「水平方向」「垂直方向」とわざわざ分類したところがミソです。
ここでは詳しく書きませんが「研究心」「探究心」がとても必要なテクニックだと
思います。力ずくで練習しても、時間が無駄にかかるだけで、しかも
悪い癖がつく可能性が大きいので「考える」「録音して聞きかえす」作業をいれてください。

サックス教室 フイテマス 藤本匡光