平均律と純正律

レッスンをしているときに、純正律の話になったんだけど、
純正律は、もともとピタゴラス音律での周波数決定方法に基づいた
響き・・というか、細かい説明は難しい。

昔の理論書では、5度圏の説明が螺旋状になってて、ある基音(ド)から
音を重ねていって、12番目に来るオクターブ上の基音(・ド)は、元の基音の
周波数の2倍よりも若干高くなると説明されてたような。
ピタゴラスのコンマと言われてたと思う。

まあ ややこしい説明はやめよ 笑
純正律は、音の響きを最優先とした音律 とでも簡単に言いますね 笑

よく、平均律と純正律で比べられるのが
ルートと長3度 の響き です。いわいる ド と ミ の関係です。

早速、聞いてみましょうか。ちょっと長めに鳴らすので、静かなところでスピーカーで聞いてくださいね・・・
ってなかなかそんな環境で聞けないよね 🙁
聴覚検査みたいな音ですけど 笑

  1. まず基音として 440hz A音 がなります。
  2. 次に、平均律で長3度上の 554.357Hz  C# を鳴らしてみます。(※小数点第4位以下四捨五入)
  3. 変わって、純正律 で 550Hz  C# を鳴らしてみます。
  4. 最後は平均律と純正律のC#を「これくらいずれているんだ」的に、一緒にならしてみます。


わかりましたかね?? 純正律で長3度を鳴らした時は、あまり濁りを感じなかったのではないでしょうか。

「響きがいいなら、平均律より純正律がいいやん」と思いますよね。
ところが純正律で「転調」を作ったとすると、新たな基音に対しての、響き重視の音列を
再形成しなければならなくなります。
平均律のピアノで説明するのも変だけど、純正律に対応させようとピアノを作ったなら、例えばCの鍵盤だけでも
数えきれない鍵盤が必要になります。

今日の話は、まあネタとして程度でいいですよ 笑
サックス教室 フイテマス 藤本匡光

ノイズキャンセリング・イヤホン

とあるポイント交換で、何にしようかと迷って、
キングジムさんのノイズキャンセリングイヤホン「デジタル 耳栓」があったので
ポイントだし・・これでいいか と交換してみた。
デジタル耳栓

300khz以下の騒音に対して効果があるということで、早速試してみると
素晴らしい効果やった!!
これは音楽を聴くためのものではなくて、騒音を低減することだけに特化してて、
外で本を読んだり、PC使う人で集中したい人にはいいわー
この、なんつーか、器具的なデザインも個人的には好き 笑

音楽用ヘッドフォンでも、ノイズキャンセリング機能ついているものは、
BOSEをはじめ、様々なメーカーから発売されてます。
だいたい2万円~ですけどね。

区切り線
ところで、このノイズキャンセリングイヤホンの技術
皆さんは原理しってますか?
うちの妻は????ってなってたのですけど。

意外と原理は単純なんですよ!!
区切り線
ノイズキャンセリングのしくみ実験!!

まず、音 というのは空気の振動で、波形になっています。

たとえば、その波形をめっちゃ拡大すると、数学で見たことあるような
波が見えてきます。

画像は、長さでいうと0.004秒分くらいを拡大して、見やすくしてます。

波形1

拡大した波形は 440Hz のこの音の波形です。

 

■これを仮に 波形1 とします。
で、この音がノイズだとして、これをどうしたらキャンセリングするかというと
「音は音で消します!!」

ここで、「位相」が関係してきます。
高校時代に習った人もいると思いますが、位相をざっくりいうと
周期運動しているものの、ある瞬間にいる位置の事を指します。
なんか単位とかもあったような・・・忘れたけど 😆

んーーー、まあ興味ある人は詳しく調べてみてください。

 

ここでは簡単にするため、グラフの上側を 山 下側を 谷 とします。
波形1

この音の波形は まずができて、そりれからができてますよね。

んで、上のを逆にした、音の波形がこれになります。
波形1逆位相

この音の波形は まずができて、それからができてます。
これも440HZの音です

これは、先ほど聞いた 440HZの位相 に対して、位相を逆にした
逆位相音」です。これを 波形2 とします。

ただ、これはそれぞれ単体で聞いても、聴感上なんら変わりません
区切り線
さて、ここで二つを鳴らすと、どうなるか実験してみます。

最初に 上側のトラックで 波形1 をならしてから、」
途中で逆位相の 波形2 が入ってきて、最後は逆位相の波形2だけ残してみます。

どうですー 重なったとこで音が小さくなったでしょ!!
この音と音との波の干渉を利用しているわけです。

この重なったところでは
波形1 は   谷  谷  谷 ・・・・
波形2 は   谷  谷  谷  ・・・・

となって、お互い打ち消しあって、結果的に音が小さくなります。

映像の音声部分を、波形画像表示してみると。
両方

この原理を利用しているのが、ノイズキャンセリングです。

ですから、ノイズキャンセリング イヤホンには、左右それぞれのイヤホンに
外側の環境音を拾う、小さなマイクが内蔵されています。

マイクで拾った「ノイズ(環境騒音)」の波形を処理して、逆位相の音をヘッドフォン内部に出しています。

逆位相の音は 出ている けど、結果的に外側のノイズ(環境騒音)と、打ち消しあって、ノイズ(環境騒音)は低減されるわけです。
区切り線

この技術は、たとえば高速道路の騒音対策でも使われてたりします。
首都高のどっかでみたのですが、場所はわすれちゃった・・。
車線側に向かって、スピーカーがついてたりするとこです。
最近は防音壁に、スピーカー自体が埋め込まれているようですので
見えないかもしれませんけど。

あと、一部の高級乗用車でも、車外騒音やタイヤノイズをマイクで拾って、その逆位相音を
車内の専用スピーカーから出すことで、静寂性を保っている車種もあります。

音を音で消すって なんか面白いでしょ :mrgreen:

区切り線

以前の記事「音程と音の干渉について」も実は波形のずれから起こる
それぞれの位相の山・谷の打ち消しあいが、聞こえ方の音の大小となり、うねるように聞こえています。

sax_border_line

音程と音の干渉について。

音程というのは実に奥が深いので、ここではほんと簡単に説明します。理論などでは多少突っ込んだ説明をしますが、まずは音程の基本からです。

音程 というのは音楽的には ある音 と ある音 の隔たりを表す単位 ということになります。
単位は 度 を使います。
家からコンビニまでだと 200m とか距離の単位は cm m km などですよね。じゃあ ド と レ はどれくらい離れてるの?説明して? といわれたときに単位がないと困りますよね、そこで音と音との隔たりの単位があるわけです。

しかし音楽演奏者でよくいう 音程(ピッチ) は多少意味合いが違います。
サックス奏者二人が同じ音をだしていても、完全には一致してない場合 濁り が生じます。
この濁りは物理的に言うと、音波の干渉 です。

音の高さを表す単位は Hz ヘルツという単位を使います。これは空気の振動によって生まれます、1秒間の振動数をあらわす単位がこのヘルツなんです。
たとえば1秒間に440回空気を振動させると ピアノのラ(A音) の音になります。厳密には室温や湿度など様々な条件がくわわります。逆にいうと440回振動させた音(440Hz)はピアノのラの音にしましょう と取り決められたわけです。これが下記にも書きますが国際基準音というものです。

では音の干渉(濁り)を聞いてみましょう。干渉は簡単に説明すると同じ ピアノのラ音 でも440Hz と 439Hzを同時に鳴らした場合不快に感じる音の ウネリ が生まれます。管楽器などは各々の奏者が音程をコントロールしないと正しい周波数で演奏できませんので、このズレが他の楽器と音の干渉を生み演奏を聞くものにとっては不快と感じてしまいます。

音の干渉を聞いてみましょう。

完全一致の場合 (2音とも440HZ)
ズレが有る場合2音 (339Hz と 440Hz)
ズレが有る場合2音 (338Hz と 440Hz)
ズレが有る場合3音 (339Hz と 440Hz と 441Hz)

音のウネリわかりましたか?

微妙にずれた2つ以上の音が鳴ると、音が回転しているように聞こえると思います。

楽器の場合のよく言う 音程あわせてっ!! ピッチ悪いよ・・ は同じ音を出そうとしているにも係わらず
合っていない場合を指すことがおおいです。

正しい音程という基準は実は物理的な振動数で実は決まっています(国際基準音 A=440ヘルツ)。その基準から各音の周波数が決まってきます。自分が出してる音と基準音とを比べて、合っている とか 高い 低い と表示するのがチューナーの役割です。チューナーでは基準A(ラ)の周波数を変えることも出来ます。空気の振動である音波は湿度や気温によって多大な影響がありますから、夏の暑い場合吹奏楽などではA=442Hzなどでバンド全体で基準を高めに合わせる場合もあります。

音程を合わすことに関しては自分の周りにサックス奏者や音楽知識のあるひとに実際に聞いて体験してくださいね。

音痴なサックス奏者 にならない為にはまずこの音程の存在を知っておいてください、しっていてもサックス技術がおぼつかない時期にはコントロールできないと思います。しかしその時に自分が音痴になってることを「気持ち悪い」と感じることが音痴サックス奏者にならないための重要なポイントになります!!

サックス教室 フイテマス 藤本匡光