ガンメタのアルトサックスネック

ちょっと凄い物を頂きました!!
ガンメタのアルトサックスネックです!!
黒といえばブラックニッケル鍍金が主流ですけど、
たぶんこのガンメタ鍍金のサックスネックはまだ日本にこれだけかもしれません。
試作品ということでは有りますが、抵抗感も程よくてとても音が纏まります。
ガンメタル自体は拳銃に使われているからGUN METALというそうですが
いわゆる車のガンメタ風塗装ではなくて、これは本物の鍍金です。
拳銃に使われるくらいなので、きっと耐久性も抜群ではないでしょうか。
ちょっと使い倒してみます!!
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サックス教室 藤本匡光

ビンテージサックス

ビンテージサックスとはサックスの歴史において当時の優れた技術・職人技の楽器をさします。クラシック奏者はビンテージ楽器には興味の無い場合がほとんどですが、ジャズ奏者にとっては羨望の楽器ではないでしょうか。

ビンテージとして現在も取引されているメーカーはメーカー セルマー・コーン・ブッシャー・キングなどか有名で、とりわけアメリカンセルマーのマーク6はとても有名です。

 

ビンテージサックス
CONN   コーン USA
CONN サックス コーン
 1920年代~30年代 アメリカのジャズ創生時代に脚光を浴びたメーカーです。有名なところではチャーリーパーカーの愛器がコーンですね。
当時のサックス製作技術としては最高ではないでしょうか。マイクロチューニング機構という革新的な機能がありました、これはマウスピースを指すネック部分の長さを可変できるようになっており、チューニングを変えられるといったものでした。
音色的には非常に軽やかなサウンドでありつつ、中音域はパワーと色気を兼ね備えた音色です。楽器自体のレスポンスも非常によく当時としては最高水準の楽器でしょうね。

現代の楽器から持ち帰るととキー配列が結構厳しいかもしれないですね、とくにオクターブキー・テーブルキーは押しにくいかもです。

いまでは創られていない C調 の Cメロサックス なども当時は製造されていました。

200,000円位~

King   キング USA
King   キング  サックス
1940年頃に super20というモデルで一躍脚光を浴びる。キャノンボールアダレイが愛用していたことでも有名ですね。チャーリーパーカーもsuper20は使っていましたね。
音色はキャノンボールアダレイに代表されるカラッとした爽快感・スピード感のある音色が特徴です。
写真はsuper20のシルバーソニックです。この楽器はベルなどに銀をふんだんに使い、レスポンス・音色の劇的な変化を生みました。現在では非常に貴重な逸品です。200,000円位~
H.SELMER  ヘンリー・セルマー フランス
現在でも有名サックスメーカーとして君臨するセルマー。1936年に発表されたバランスアクション、その後継機種スーパーバランスアクションは現在でも多くのジャズサックスプレイヤーに愛用されています。70年ほど前の楽器ですが、すでに現在のサックスにも受け継がれている仕様が使われています。1954年に発売されたマーク6、1970年にはマーク7、1980年にはsuper
action 80 と現在まで歴史はつづいています。ぞくに フランスセルマー で フラセル と呼ばれます。
45万~
A,SELMER  アメリカン・セルマー アメリカ
アメセル テナー
いまやビンテージサックスの代名詞とも言える アメセル です。もともとの楽器はフランスセルマーなのですが、これをジャズの本場であるアメリカに持ち込み、作り直したモデルです。1940年代中盤~マーク7までアメセルは生産されていました。いまある セルマーUSAではないですよー。
モデルはスーパーバランスアクション、マーク6、マーク7と一部super
action80もアメセルのものが有るようです。
細部にまでこだわった仕様となっており、当時の職人のこだわりを感じます。
溶接・塗装・タンポ・・・等々フランスセルマーとは一線を画しています。
現在ではアメセル マーク6が一番の花形ビンテージですね。
著名なミュージシャンが数多く愛用しており、シリアルナンバーの上2桁を総称して 14万番台 などと呼ばれ、同じマーク6でも珍重される年代が存在します。
ただし購入には注意が必要でして、粗悪なものも販売されているのが現状です・・・信頼の於ける楽器店をまずは選びましょう。
ネットの個人売買では比較的安く手に入る場合もありますが、高い買い物ですので試奏してから買うようにしてください。
たんに古くなってしまってどうしようもないアメセルマーク6も存在するのも事実です。90万~ ものによっては150万をゆうに超えます。

 

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

サックス本体の材質の違い。

 本体の色の違い
楽器本体には色々な色の違いがありますよ。大きく分けて材質によるものと塗装(ラッカー)によるものメッキによるものがあります。管体自体が銀色でも銀で管体事態を作ったもの、また地金に銀メッキを施したモデルがあります。
材質による色と特徴

色合い
材質
特徴
 
銀色
銀・銀メッキ
抵抗感が多少増える傾向、奏者の力量・奏法が顕著に表れ、セッティングによって音色が自由に変わる、より細かなニュアンスが出せる。手入れを怠ると黒くなってしまう。プレートモデル(メッキ)ではないモデルはスターリングシルバーとも呼ばれ純銀ではない(強度の問題もある) 銀92.5%と銅7.5%の合金で、高価である。
ヤナギサワ
金色
金メッキ
やわらかい音色でありながら、キンキンしない。オーバーブローになりやすいので、セッティングによってはあまり向かない。
フルートのように純金製の楽器は強度の問題から制作できない。いわいる GP ゴールドプレートと呼ばれるメッキである。地金にブラス素材を用いる場合や、銀の上に金メッキをかける場合など様々。ネックのみゴールドプレートに変更するだけでも、相当印象がかわるが、好みが分かれる。
 
黄色
ラッカー塗装
多くの管楽器に用いられる塗装、透明な皮膜を施している。音がまとまり大きな音量にも対応できる。
このラッカーを施さないノンラッカーモデルも最近は発売されている。ラッカーを施さないと地金が剥き出しなので直ぐに錆びてくる。。でもこれが渋いと感じるのは何故か w
ノンラッカーモデルは音色も多少明るく、抵抗感が減る分よく鳴る傾向。ラッカーをしていないが値段はラッカーモデルよりも高い。生産段階から人間の汗が着くと腐食するために扱いが大変面倒でその分手間がかかるので割高となり、同じ理由で楽器店で購入時も試奏はまず不可。
セルマー
ブラックニッケル・塗装
ブラックニッケルメッキの楽器は現代的な音色が出しやすい。反応もよく楽に吹ける。ある程度の経験者の場合は操りやすい楽器であるが、初心者はオーバーブロー気味になりやすいかもです。地金は銀かロジウムメッキでその上にブラックニッケルメッキをかける場合がおおいらしいです。ブラックのラッカーのモデルもある。

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カイルベルス

プラチナ
白金
市販のモデルではなく特注となる。アルトで200万円以上する。非常に綺麗な銀色、錆びないのでいつまでも綺麗。音色は音どおりもよくちょっと気取ったかんじ w 
  
赤みがかっている
ブロンズ
ピンクゴールド
ブロンズモデルはいわいる新しい10円玉のような色合いで銅成分が多い。やわらかく豊かな音色、深みもありクラシック~ジャズまで愛用者が多い。ffを吹こうとすると多少抵抗感がある。
ピンクゴールドは金と銅の合金で、暖かい音色の中にも鋭さを兼ね備える。※現在ではこのメッキを施せる工場が減ったことと、メッキ段階で起こる環境問題のシガラミもあるらしく、減ってきている。

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ヤナギサワ

青みがかった黒・
深い緑
青銅
見た目がまず美しい、吹奏感はひかくてき軽いかんじで鳴ってくれる。ポップスよりのメタルのマウスピースなどでは吹きすぎると音色が雑になるので、コントロールが必要。
  

 

サックス教室 藤本匡光