台風19号の爪あと

「こんなすごい台風がくるとは・・」というのが正直な印象でした。
各地で大きな被害をもたらした台風19号ですが、都内も12日昼ごろから強風と大雨が続きました。
どこかで「これくらいなら経験したことある」と思っていましたが、それはまさに序の口で、19時を過ぎた頃から恐怖を感じるほどの暴風雨となりました。
その時間の少し前には、うちの近所の河川、普段は水深20センチほどで護岸は5mほどある都市型のコンクリートが直立したタイプですが、氾濫警戒水位に達したと報道で知りました。目の当たりにはしていませんが、普段の水量を考えると想像できませんでした。

数年前くらいから東京都も浸水ハザードマップを広報されて、荒川・神田川あたりが氾濫した場合の、0メートル地域の水没可能性を、わたしも見聞きしていましたが、それに対しても「想定はしているけど、起こり得ないよね・・」と勝手に思っていたのですが、今回の台風で、今後また大きな台風が来た場合は「起こりうる」ことを実感しました。

都内でも多摩川が越水し、浸水家屋や亡くなった方も出てしまいましたし、川崎側、武蔵小杉でも下水逆流により大規模浸水したりと被害がでましたね。(余談ですが、28年ほど前に私が武蔵小杉近くに住んでいたときにも、一度だけ台風による大雨で床下浸水がありました)全国的にも多数の河川で越水・氾濫して、物的被害はもちろんですが、多数の方がお亡くなりになっているようです。先月の台風15号・今回の19号で罹災(りさい)された方々の、1日も早い復旧・復興を願います。
私が罹災経験のある大きな災害といえば「阪神大震災での実家の罹災」でしたが、罹災証明の「全壊」はもちろんのこと「住めない半壊」にも政府・自治体が、何らかの支援策を講じ、手を差し伸べてほしいと思います。今は制度が変わっているかもしれませんが、当時は、住めない場合でも罹災証明が「半壊扱い」ですと、ほぼ政府・自治体の支援が受けられなかったんですよね・・。

今後、日本中どこにいても、このクラスの台風が到来する可能性があることを認識しなければならないようですね。

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