昨日TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)で、音楽にかかわる部分で「著作権」絡みの締結がなされました。
今までは、日本の著作権保護期間は「著作者の没後50年」だったんですけどね今回の締結で、アメリカと同じ
「著作者の没後70年」とすることになりました。
※日本の現行法でも映画は70年なんだそうです。
正直、大きな影響はないのでは・・と思いつつも、たとえば、日本国内で、来年著作権が切れて、Public Domeinとなるはずだった楽曲が、2036年まで延長されることになりますね。
とはいえ、Public Domeinの楽曲の恩恵をうける場面は、それほど多くないのも事実ですが・・。
著作者側からいうと、世界的ヒット曲を書いた人が、80歳で亡くなって、それから70年保護されると、作者の子供の子供の子供くらいまで印税が入ることになるんやね、ヒイヒイヒイ爺さんの遺影に、足を向けて眠れませんなぁ 😄
「著作権」は音楽に限ったことではなくて、文学の世界にも影響するので、こちらのほうが影響大きいようですね。
青空文庫の話が、ここでよく引き合いに出されていますが、現状の青空文庫の書籍は、これまでの「著作者の没後50年」が過ぎた、public domeinとなった書籍ですが、これから国内の著作権法改正して「著作者の没後70年」になったら、このタイムラグ分の20年間は、青空文庫に書籍が追加されなくなるってことですね。
まあ、しかし、この法律の影には「ネズミ」が見え隠れしているわけなんですけどね 😄
気になる方は「ディズニー法」で検索してみてください。