オーバーホール

サックスを含めて管楽器の主治医でもあるリペアマン、職人さんです。
私は10年以上、とある個人のリペア職人さんにサックスを診てもらってたのですが、残念ながら、その方がお歳ということもあり昨年引退されまして、かねてからホッタラカシにしてた楽器で、してもらおうと思っていたを、結局出しそびれてしまいました。
最近はテナーもアルトも別個体をメインに使ってはいるのですが、やっぱり、そのセルマー達を今一度蘇らせるようと、お世話になっているサックス専門店で両方オーバーホールに出してみました。

オーバーホールは、サックスを全分解して、全交換、全コルク交換、全フエルト・部分的にバネ交換・管体掃除・・それから組み直して、全調整・全注油・・・と、完全リフレッシュされます。
オーバーホール時に、せっかく全部バラスのだから、管体のメッキ・ラッカーをかけなおしたり、別の金属メッキに変える方も居られます。ただ、まあ、そうなると、結構値が張りますけどね(^-^;

ジョイント部やキー接続の経年劣化等々で、オーバーホールが必要になる時は、いつかはやってはきます・・。オーバーホールは上記の内容で、全てが一新されますので、良い意味でも悪い意味でも、別の楽器に生まれ変わります、オーバーホール後はしっかり”シツケ”してやらんとあきません😆タンポが新しいので、できたら、吹かない時間はキークランプ使うとか、キーを閉じて保管するためコルクを挟むとかしたほうが良いですね。

今回のオーバーホール料金は、セルマーのアルト・テナー 両方SA80シリーズⅡでしたが、合計15万くらいでやっていただけました。
一本当たり8万円くらい予算みていれば大丈夫なので、楽器をそのタイミングで、同レベルの楽器に買い替えるより安いですし、そのあと7.8年くらいは、定期的な調整と、対症療法(悪くなったタンポのみ交換とか)で過ごせますからね。
サックスの場合は、リペアマンとよく相談して、見積もりをとったほうが良いですけどね(^-^;

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

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