キーオイルを差す頻度

群馬県Eさんからの質問です。
教室 区切り線
サックスのキーオイルは、どれくらいの頻度でさすのでしょうか? 
教室 区切り線

face_icon キーオイルは僕も持っていますが、いつ頃買ったかも定かでないくらい、前からあります 😆
たぶんオイルが酸化しちゃってそうですが・・・。それくらいキーオイルは自分では差しません 😯

サックスはキーの取り付けのジョイント部分がおおいので、キーオイルをマメに差したくなる衝動に駆られると思いますが、ほとんどその必要はないです。
サックスを調整に出した時に、リペアマンの方が必要部分には差してくれるので、自分でさらに油を補うのは、「百害あって一利なし」です。

キーオイルをつけすぎると、そこに埃がついてきて、その埃が水分をもって、んで余計にギコギコしてきて・・・と本末転倒な状態になりやすいです。
キーの動きが悪くなってきた場合は、オイルの問題より、バネの張力の問題とか、タンポがべた付いてるとか、ほかの原因がほとんどですからね。

お持ちのキーオイルを捨ててしまえっっっ!! とは言いませんが、使う必要はほぼ無いと思ってください 😆

話はそれますが、昔60年代のクラシックカーをメンテしながら乗っていたことがあります
時代の古い車は「グリスアップ」というのを定期的にしないと、部品同士の摩擦が大きくなり、大きな破損の原因となるため、数カ月に一度はグリスアップを行っていました。

現代の車はどうでしょう??? 皆さんグリスアップしたことありますか???
ファミリーカーでは、自分でする必要すらないですよね。
12ヶ月点検と車検の際に、グリスアップが必要な部分は、整備士の方がやってくれますからね。
それにクラシックカーではグリスアップ必須だった部分でも、現代の車ではノーメンテでいいわけです。

サックスも同じで、とくに現代の楽器は、オイルメンテは自分でしなくても大丈夫ですよ。

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

エンドプラグは付けましょうね。

サックスを持ち運ぶ際に、ハードケースやショルダーケースを使いますが
その時には、楽器本体につけるエンドプラグ(ボディーキャップ)は必ずつけましょうね 😆

サックス ボディキャップ

たまーーに、つけないままサックスを収納している人がいますけど、代償は高くつきます
からね。
ケース内で、振動のためにサックスが動くばあいがあります。
エンドプラグを付けないまま収納していると、その力の逃げ場が、本体から突き出している
オクターブキーの出っ張りに、加重がかかって、曲がってしまったり、最悪折れたりします。
ヤマハのサックスは出っ張りが無いモデルも多いので、大丈夫!!と思わないでくださいね。
エンドプラグがケースの中で、楽器の動きの遊びを制限してくれるので必須です。

また、持ち運びでサックスをケースに収納する場合には、ケースとサックスのすき間に、
ウレタンやプチプチを挟んだりして、強い衝撃がかかっても、多少緩和されるように
工夫してみるのもいいですよ 😎

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

サムフック

先日のレッスンである生徒さんがサムフックを変えたい・・ということで
相談をうけました。

サムフックは右手の親指をかけるとこの部品なんですが、これを変える
事で中音域の D E F あたりの抵抗感・吹奏感が変わるんです。

僕は昔売っていたピーターポンゾールGPをアルトとテナーは使っています。
サックス サムフック ポンゾール

ソプラノは ん・・・メーカー忘れちゃった。。。
サックス サムフック

とはいえマウスピースによってはオリジナルでついていたセルマーの
プラスティックのものに変更したりもします。

とくに抵抗感は人によっても セッティングによっても好みが人それぞれなので
一概にどれがいいっ て言い切れ無いんですが、人によってはサムフックを交換する
ことで吹奏感がよくなる場合もあるので 是非ためしてください。

まあ買っちゃうと安くても1万円くらいで、ものによっては3.4万するので
知り合いなどが使っている場合は すっとドライバーを差し出して
「吹ーかーせーてーーー」とお願いしてみたほうがいいかもですね。

サムフックは第三者が聞いて音色が劇的に変わる部品ではないですが、
演奏者にとっての吹奏感の微調整にはいいと思います。

あーちなみにサムフックを止めているネジは 日本製楽器は10円玉でまわりますし
フランスセルマーのフラン硬貨でまわるように溝の幅が成型されてます。
最近の、セルマージャパンのネジは10円玉でOK!!
って余計な知識でした 笑

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

サックスの調整

サックスは見て分かるようにメカニカルですよね、簡単に言うと
精密機械な訳です。
精密機械を維持するためには調整も必要ですし、時には故障もする
訳で、そのときには楽器店などに調整・修理を依頼します。
サックスなどの管楽器を調整・修理する技術者がリペアマンです。
女性もいますからリペア師とでも言いますかねー。
さてサックスの調整は定期的に出す必要があります。
サックスのキーの裏側には タンポ と呼ばれる部品がついてます。
材質としては 鹿皮 ブタ皮 などが一般的です。
ようするに スキン ですから、スキンケアが必要になります。
またサックスには通常演奏していないときに 閉まっているキー と 開いているキーがあります。
閉まっているキーのタンポには トーンホールの溝がタンポ側にも
しっかりと付いていますが、普段開いているキーのタンポは
復元力 が働き、閉まっているキーのタンポに比べて
溝が薄くなりやすいです。
ようするに気密性が失われやすいということです。

管楽器にとって気密性は音色・吹奏感・音程に多大な影響を
与えますから、あまり吹いてない楽器ほど調整は必要になります。
また普段から演奏している場合でも、楽器は細かな振動をしています、
振動の影響でネジなど機械的な部分に誤差が生じてきます。小さな誤差
でも沢山の部品があるサックスでは相まって大きな変化となってしまいます。

徐々に状態が悪くなるため、あまり本人は気づかない場合が多いのですが、
半年に1回は調整したほうが無難ですね。
また新品購入の場合は最初は3ヶ月ごとくらいでもいいと思います。
タンポが新しい分復元力が大きいので気密性も崩れやすくなります。
また調整には修理というよりも、音程や吹奏感を有る程度変える
ことでも利用します。キーの開き具合 バネの張力 タンポの材質
タンポの設計 などマイナーチェンジをして自分にあった楽器に
調整していくわけです。これはリペアマンと仲良くなって色々と
情報を聞いて相談してみるといいですね。
先ほど書いた タンポの気密性を保つために、保管時に普段開いている
キーを閉めた状態に保つための キークランプ という商品も売られて
いますよ。僕はティッシュとコピー用紙をうまく使ってお金をかけずに
キーを閉じて保管してますが 笑
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以下リペアマンには怒られると思いますから 自己責任で。。 笑

さっき書いたタンポのスキンケアですが、僕はオリーブオイルを
使っています、食用でもちょっと高価なのね。
顔とかのスキンケアに使うスキンケアローションも使ったことありますし 笑
たまにタンポに綿棒で薄ーーーく塗ります。ほんと薄くでいい
ですよ。するとどうでしょう・・調整直後の感じにもどります 笑
なんどもいいますが自己責任にしてくださいよ。。苦情は一切
受け付けませんからね・・ 笑

サックス教室 フイテマス 藤本匡光