ブルズアイ新製品 ”サムフック”

なにかとお世話になっているブルズアイから、新製品のサムフックが発売されました😀 → http://bullseyeenterprise.com/

小山さんが事務所に来ていただいた際にお持ちくださったので、早速セルマーのテナーに装着してみました。

サムフック自体は、変えても他人が聞いて気付くほどの変化は無いんですけど、中音のレ・ミあたりの抜け方が変化するので、交換することで、自分の好みの吹奏感が得られれば利点があります。

僕自身は、テナーは最初からついているセルマーの樹脂製のものか、直前までは、もう絶版ではありますが、ピーターポンゾールが大昔に出していたコレ↓

使っていました。これたしか当時3万円位した・・😅

 

今回ブルズアイさんが出した写真のシルバーモデルは、税込みでも1万円しないんですね。
私の場合は装着してみると、中音の レ の”踏ん張り”が効くようになりました。レ って圧力掛け過ぎると、音程が変化してしまう傾向が強い音ですが、そこをぐっと踏みとどまってくれて、音質もキュッとまとまりが良くなりました。

あと、特筆すべき点は、音色とかは置いといて😁
“フック”本来の役割でもある、サックス本体のホールド感が抜群に良くなりますね、親指の形状にとてもマッチしてくれるので、角が当たって親指の関節上が痛くなるとか無いです。

セルマーとヤマハの楽器には装着できるので、興味がある方は、是非試してみるといいですよー!

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

 

オーバーホール

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教室 区切り線

サックスを含めて管楽器の主治医でもあるリペアマン、職人さんです。
私は10年以上、とある個人のリペア職人さんにサックスを診てもらってたのですが、残念ながら、その方がお歳ということもあり昨年引退されまして、かねてからホッタラカシにしてた楽器で、オーバーホールしてもらおうと思っていたセルマーのテナーとアルトを、結局出しそびれてしまいました。
最近はテナーもアルトも別個体をメインに使ってはいるのですが、やっぱり、そのセルマー達を今一度蘇らせるようと、お世話になっているサックス専門店で両方オーバーホールに出してみました。

オーバーホールは、サックスを全分解して、全タンポ交換、全コルク交換、全フエルト・部分的にバネ交換・管体掃除・・それから組み直して、全調整・全注油・・・と、完全リフレッシュされます。
オーバーホール時に、せっかく全部バラスのだから、管体のメッキ・ラッカーをかけなおしたり、別の金属メッキに変える方も居られます。ただ、まあ、そうなると、結構値が張りますけどね(^-^;

ジョイント部やキー接続の経年劣化等々で、オーバーホールが必要になる時は、いつかはやってはきます・・。オーバーホールは上記の内容で、全てが一新されますので、良い意味でも悪い意味でも、別の楽器に生まれ変わります、オーバーホール後はしっかり”シツケ”してやらんとあきません😆タンポが新しいので、できたら、吹かない時間はキークランプ使うとか、キーを閉じて保管するためコルクを挟むとかしたほうが良いですね。

今回のオーバーホール料金は、セルマーのアルト・テナー 両方SA80シリーズⅡでしたが、合計15万くらいでやっていただけました。
一本当たり8万円くらい予算みていれば大丈夫なので、楽器をそのタイミングで、同レベルの楽器に買い替えるより安いですし、そのあと7.8年くらいは、定期的な調整と、対処療法(悪くなったタンポのみ交換とか)で過ごせますからね。
※ビンテージサックスの場合は、リペアマンとよく相談して、見積もりをとったほうが良いですけどね(^-^;

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

優先順位

とある方から、楽器の選定で相談を受けたんですが、その方は楽器(テナーサックス)の買い替えを検討しておられまして、ビンテージ(アメセル マーク6)を狙っておられます。今使っておられるのも、今や高額となっている セルマーの80初代 なんですけどね😅

そこで、音色を決める「優先順位」についてなんですけどね。

私自身もビンテージ、とくにアメセルマーク6をトッカエヒッカエしてた時期がありましたが、今はシリーズ2か、比較的新しい20万くらいのYAMAHAを使う事が殆どです。
サックスの音色を決める場合の優先順位は、個人的に思うに楽器本体の優先順位は、決して1番ではないと思うんです。

一番はもちろん奏者本人のアンブッシャや呼吸法の上達度ですが、これを言うたら身も蓋もないやろっっと怒られそうなので🙄
その次くらいからの順番としては

マウスピース>>>>リード>>>>>>>>>>>>>>楽器本体>>>>>>リガチャとか>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ネジとかその他カスタム部品(この辺は吹奏感とか鳴り方) てな感じでしょうか。

例えは悪いかもしれないですが、プロは某国製の3万くらいの楽器でも、そこそこ良い音出すことはできます。まあ、めっちゃ気を使って吹かないと音痴だったり、そもそもバランス悪かったり・・・と、楽器側に不安要素が多いので、演奏がシンドイですから、普段使いの道具として選択しないですがね。

しかし、適切に製造され、メンテされていれば、この楽器(道具)として不安要素が無くなるサックスの価格帯は、それほど高額ではないのですよね。
余談ですが、昔、著名なフルート奏者の方が、YAMAHAの211(4万円くらい)をメイン楽器として使われてて、素晴らしい演奏をされていました。

ビンテージを買ったからと言って、マウスピース・リードの選択、またそのマウスピースとリードを適切に吹きこなしてなければ、その高額な楽器からどんなチープな音がしてしまうか、想像できると思います😅
ですから、マウスピースを徹底的に選んでみる事が、なによりだと思うんです。同じモデルでも何本も試奏して、即買いはせずに、他のマウスピースも固定観念なく色々吹いてみるといいと思います。

 

まあ、この話はサックス吹きなら、皆さん気付いている事なんですけどね。でも”新しい楽器欲しい病”は、私も定期的に発症してしまいますけどね😆

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

シグネイチャーモデルのマウスピース

以下、個人的な意見であることを、先に書いておきます。

シグネイチャーモデルのマウスピースについてです。
シグネイチャーモデルのマウスピースというのは、簡単に説明すると、その名前を冠したミュージシャンが使っているのと同型のマウスピースということです。
シグネイチャーモデルは普通のマウスピースの価格とくらべると、3倍以上するものが多く、10万円を超えるものもあります。

憧れのサックス奏者のシグネイチャーモデルが販売されている場合は、だれしもそのマウスピースが欲しくなるのは当たり前です。
シグネイチャーモデルが発売されている奏者は、何十年ものサックス歴を経たうえで、現在そのマウスピースの形状(開きやバッフル具合)を使っているわけです。

なにが言いたいかといいますと、まだ歴の浅い方がシグネイチャーモデルを手にしても、本来そのマウスピースの持っている音は100%なりません・・。

まぁ、それは買った本人も分かっている事ではあるんですが、10万円近いマウスピースを手にすると、”それを使わないと勿体ない”という気持ちが邪魔をしてしまい、頑なに、しがみついてしまう傾向があります。

シグネイチャーモデルでは、たとえばティップオープニングが超広く・さらにハイバッフルである場合も多く、熟練したコントロールが必要になります。
ティップオープニングが広い場合、適切にコントロールすれば音程を扱う表現テクニックに幅がうまれますし、音量幅も稼ぐ事が可能です、更にハイバッフル方向ですと、高音域の出しやすさや音色の彩をコントロールできますし、さらにフラジオ音域での表現・コントロールの幅が広がるというメリットも生まれます。これは熟練したコントロールができてこその”メリット”です。

反対に、まだ扱うものが未熟な場合、全て”デメリット”方向に力が働いてしまいます。ティップオープニングが広いのにコントロールできないと、音程はフラフラで安定感がなくなり、音質もペラペラした軽薄な音色になり、無駄に大きな音量で吹けてしまうので、オーバーブローした雑な音がしたり・・、ハイバッフルもデメリットに振ると、リードミス多発・うるさいだけで音楽的な表現はどこえやら・・なんというか黒板を爪でひっかいたような、嫌な周波数も乗っていたりと・・。

なにが言いたいかといいますと
高いお金を出して、良いマウスピースを買ったのは、志として良い事だと思います!! しかし、それを自身が扱えるようになるまでは封印すべきです。それで練習を続けることは、ほとんどの場合、成果をあげるのに時間が余計にかかってしまいます。
シグネイチャーモデルのマウスピースというのは、マウスピースが使い手を選ぶじゃじゃ馬とでもいいますか・・。
マウスピースが「そろそろお前は俺を使ってもええ頃や、使いこなしてみろ」とお許しが出るまでは、段階を踏むことも必要ではないかなぁと思います。それまでは、大事に保管して封印する勇気も必要だと思います。

 

まあ、こんなこと書いている僕も、20代の頃サンボーン氏のシグネイチャーモデルのマウスピースを買った経験がありますが、扱いきれてなくて、なんだかひどい音色をまき散らしていましたよ😅

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

マウスピースパッチ風

マウスピースパッチは使う方も多いと思いますが、僕も10年ほど前からは使うようになりました。
マウスピースにティースマークがついてマウスピース本体、若しくはティースプレートが削れることよりも、上前歯が経年で削れて来てるのが気になってきたからです 🙄 

とはいえ・・市販のマウスピースパッチは下手すると一日で破れてくるので、邪道なことしてます 😛

革を買ってきて、それを一回エマールで念入りに洗って出来るだけ染料成分を流し、しっかり乾燥させた革を備蓄しています、それを適当な大きさに切って貼り付けてます w

なんせ丈夫なんで一枚で半年ほどもちます、個人的には大満足ですけどね 笑
アルト・ソプラノは厚めの馬革にしていますが、革の厚みでアンブッシャの具合がだいぶん変わるので、逆に好みの締め圧に調整できるのも、個人的にはお気に入りです。

いま使っている革数種類は、昔秋葉原にあったオーダー靴屋さんが、端切れ革を販売してらして、そこで1000円くらいでセット販売されていたものを10年くらい使っています。その靴屋さんはご存知の方もいると思いますが、残念ながら既に廃業してしまったようです。良い革つかってましたからね・・。

tenor-mp
こんな感じでつけてます、施したブラックニッケルメッキはもう剥げて来てますけど・・
テナーは薄めの牛革が好みです・・・・・て・・なんのこっちゃ 笑

 

あまり参考にならない内容でしたが、変に真似して唇が荒れたとか・・・・もしやるなら自己責任で!! :mrgreen:

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

キーオイルを差す頻度

群馬県Eさんからの質問です。
教室 区切り線
サックスのキーオイルは、どれくらいの頻度でさすのでしょうか? 
教室 区切り線

face_icon キーオイルは僕も持っていますが、いつ頃買ったかも定かでないくらい、前からあります 😆
たぶんオイルが酸化しちゃってそうですが・・・。それくらいキーオイルは自分では差しません 😯

サックスはキーの取り付けのジョイント部分がおおいので、キーオイルをマメに差したくなる衝動に駆られると思いますが、ほとんどその必要はないです。
サックスを調整に出した時に、リペアマンの方が必要部分には差してくれるので、自分でさらに油を補うのは、「百害あって一利なし」です。

キーオイルをつけすぎると、そこに埃がついてきて、その埃が水分をもって、んで余計にギコギコしてきて・・・と本末転倒な状態になりやすいです。
キーの動きが悪くなってきた場合は、オイルの問題より、バネの張力の問題とか、タンポがべた付いてるとか、ほかの原因がほとんどですからね。

お持ちのキーオイルを捨ててしまえっっっ!! とは言いませんが、使う必要はほぼ無いと思ってください 😆

話はそれますが、昔60年代のクラシックカーをメンテしながら乗っていたことがあります
時代の古い車は「グリスアップ」というのを定期的にしないと、部品同士の摩擦が大きくなり、大きな破損の原因となるため、数カ月に一度はグリスアップを行っていました。

現代の車はどうでしょう??? 皆さんグリスアップしたことありますか???
ファミリーカーでは、自分でする必要すらないですよね。
12ヶ月点検と車検の際に、グリスアップが必要な部分は、整備士の方がやってくれますからね。
それにクラシックカーではグリスアップ必須だった部分でも、現代の車ではノーメンテでいいわけです。

サックスも同じで、とくに現代の楽器は、オイルメンテは自分でしなくても大丈夫ですよ。

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

サックス・ストラップの色々なタイプ

サックスを演奏する際に欠かせないのがストラップですよね
現在では、ストラップにもいろいろな形状のものが販売されています。
教室 区切り線
サックス ストラップ

①② は、最近流行りの棒がついているタイプですね。
これは、この棒で紐同士の間隔が確保されて、喉元に紐が食い込まないことで、気道を圧迫せず、楽に息が入ります。

は昔のタイプで、まぁよくあったタイプです。紐のみ という潔いタイプですね。

は昔からありますが、YAMAHAのストラップ。これはいまでも人気がありますね、僕も使っていますけど。
③との違いは、首に当たるところが革張りになってて、そのなかにパッドが入っているので、③よりも楽です。
本来このストラップのフックは「U字型」ですが、しっかりとまる外れ止めの付いたタイプに変更して使っています。
教室 区切り線

サックス ストラップ
これは、④を発展させたタイプで、首の部分のパッドがとても分厚く、首への負担を軽減してくれます。

 

 

 

 

教室 区切り線
首・気道への負担を減らす方向で改良されていましたが、「いっその事首にかけなきゃいいやん」タイプがこういうやつです。

サックス ストラップ

いわいるショルダータイプです。若干装着にコツがいります。個人的にはアルト・テナー等の持ち替えがある場合は、使いにくいかなぁ・・・と思います。

 

 

 

 

サックス ストラップ

これもショルダータイプの進化形ですね。装着すると、最初は違和感半端ないですけど、慣れるととても楽です。

見た目は肩にかける金属部分がひ弱そうで、心許ない感じはしますけど、強度は全く問題ないです。折りたたむと意外とコンパクトになります。

 

 

 

 

 

この他にもたくさんの種類・形状があるので、是非お店に行った際には試してみてください。
気道が圧迫されなくなると、こんなに息がスムーズに入るんだ と驚くかもしれません。
管が重いバリトンサックスにはショルダータイプは非常に有効だと思います。
また、ショルダータイプは首こり・肩こりが軽減される感じはしますので、僕と同い年位から上の肩こりもちの方は試してみてください。
教室 区切り線
余談ですが、先輩のサックス奏者の方は、「気道が圧迫されていないと、息が入りすぎて気持ち悪い」と仰ってられました、たしかにそれも分かるんですよね・・入りすぎて気持ち悪く感じたり、息の微調整が難しくなり、音も開きすぎる感じのするストラップもあるので「首の絞められ具合」は、あなたのM度で選んでください!! 😆  😆  😆

サックス教室 フイテマス 藤本匡光