マウスピースパッチ風

マウスピースパッチは使う方も多いと思いますが、僕も10年ほど前からは使うようになりました。
マウスピースにティースマークがついてマウスピース本体、若しくはティースプレートが削れることよりも、上前歯が経年で削れて来てるのが気になってきたからです 🙄 

とはいえ・・市販のマウスピースパッチは下手すると一日で破れてくるので、邪道なことしてます 😛

革を買ってきて、それを一回エマールで念入りに洗って出来るだけ染料成分を流し、しっかり乾燥させた革を備蓄しています、それを適当な大きさに切って貼り付けてます w

なんせ丈夫なんで一枚で半年ほどもちます、個人的には大満足ですけどね 笑
アルト・ソプラノは厚めの馬革にしていますが、革の厚みでアンブッシャの具合がだいぶん変わるので、逆に好みの締め圧に調整できるのも、個人的にはお気に入りです。

いま使っている革数種類は、昔秋葉原にあったオーダー靴屋さんが、端切れ革を販売してらして、そこで1000円くらいでセット販売されていたものを10年くらい使っています。その靴屋さんはご存知の方もいると思いますが、残念ながら既に廃業してしまったようです。良い革つかってましたからね・・。

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こんな感じでつけてます、施したブラックニッケルメッキはもう剥げて来てますけど・・
テナーは薄めの牛革が好みです・・・・・て・・なんのこっちゃ 笑

 

あまり参考にならない内容でしたが、変に真似して唇が荒れたとか・・・・もしやるなら自己責任で!! :mrgreen:

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

キーオイルを差す頻度

群馬県Eさんからの質問です。
教室 区切り線
サックスのキーオイルは、どれくらいの頻度でさすのでしょうか? 
教室 区切り線

face_icon キーオイルは僕も持っていますが、いつ頃買ったかも定かでないくらい、前からあります 😆
たぶんオイルが酸化しちゃってそうですが・・・。それくらいキーオイルは自分では差しません 😯

サックスはキーの取り付けのジョイント部分がおおいので、キーオイルをマメに差したくなる衝動に駆られると思いますが、ほとんどその必要はないです。
サックスを調整に出した時に、リペアマンの方が必要部分には差してくれるので、自分でさらに油を補うのは、「百害あって一利なし」です。

キーオイルをつけすぎると、そこに埃がついてきて、その埃が水分をもって、んで余計にギコギコしてきて・・・と本末転倒な状態になりやすいです。
キーの動きが悪くなってきた場合は、オイルの問題より、バネの張力の問題とか、タンポがべた付いてるとか、ほかの原因がほとんどですからね。

お持ちのキーオイルを捨ててしまえっっっ!! とは言いませんが、使う必要はほぼ無いと思ってください 😆

話はそれますが、昔60年代のクラシックカーをメンテしながら乗っていたことがあります
時代の古い車は「グリスアップ」というのを定期的にしないと、部品同士の摩擦が大きくなり、大きな破損の原因となるため、数カ月に一度はグリスアップを行っていました。

現代の車はどうでしょう??? 皆さんグリスアップしたことありますか???
ファミリーカーでは、自分でする必要すらないですよね。
12ヶ月点検と車検の際に、グリスアップが必要な部分は、整備士の方がやってくれますからね。
それにクラシックカーではグリスアップ必須だった部分でも、現代の車ではノーメンテでいいわけです。

サックスも同じで、とくに現代の楽器は、オイルメンテは自分でしなくても大丈夫ですよ。

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

サックス・ストラップの色々なタイプ

サックスを演奏する際に欠かせないのがストラップですよね
現在では、ストラップにもいろいろな形状のものが販売されています。
教室 区切り線
サックス ストラップ

①② は、最近流行りの棒がついているタイプですね。
これは、この棒で紐同士の間隔が確保されて、喉元に紐が食い込まないことで、気道を圧迫せず、楽に息が入ります。

は昔のタイプで、まぁよくあったタイプです。紐のみ という潔いタイプですね。

は昔からありますが、YAMAHAのストラップ。これはいまでも人気がありますね、僕も使っていますけど。
③との違いは、首に当たるところが革張りになってて、そのなかにパッドが入っているので、③よりも楽です。
本来このストラップのフックは「U字型」ですが、しっかりとまる外れ止めの付いたタイプに変更して使っています。
教室 区切り線

サックス ストラップ
これは、④を発展させたタイプで、首の部分のパッドがとても分厚く、首への負担を軽減してくれます。

 

 

 

 

教室 区切り線
首・気道への負担を減らす方向で改良されていましたが、「いっその事首にかけなきゃいいやん」タイプがこういうやつです。

サックス ストラップ

いわいるショルダータイプです。若干装着にコツがいります。個人的にはアルト・テナー等の持ち替えがある場合は、使いにくいかなぁ・・・と思います。

 

 

 

 

サックス ストラップ

これもショルダータイプの進化形ですね。装着すると、最初は違和感半端ないですけど、慣れるととても楽です。

見た目は肩にかける金属部分がひ弱そうで、心許ない感じはしますけど、強度は全く問題ないです。折りたたむと意外とコンパクトになります。

 

 

 

 

 

この他にもたくさんの種類・形状があるので、是非お店に行った際には試してみてください。
気道が圧迫されなくなると、こんなに息がスムーズに入るんだ と驚くかもしれません。
管が重いバリトンサックスにはショルダータイプは非常に有効だと思います。
また、ショルダータイプは首こり・肩こりが軽減される感じはしますので、僕と同い年位から上の肩こりもちの方は試してみてください。
教室 区切り線
余談ですが、先輩のサックス奏者の方は、「気道が圧迫されていないと、息が入りすぎて気持ち悪い」と仰ってられました、たしかにそれも分かるんですよね・・入りすぎて気持ち悪く感じたり、息の微調整が難しくなり、音も開きすぎる感じのするストラップもあるので「首の絞められ具合」は、あなたのM度で選んでください!! 😆  😆  😆

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

ウルフタイン マウスピース

皆さんは、ウルフタインのマウスピースはご存知でしょうか?
とても成形は美しくして、フィニッシュも丁寧なものが多いと思います。
もしかすると時代にもよるかもしれませんが・・。

ウルフタイン サックスマウスピース

写真はウルフタイン・マウスピース・テナーサックスですが、ウルフタインはオットーリンクのフロリダ工場で生産されていたそうです。
ですから、外見はリンクに似てますよね。

 

 

 

 

 

 

ウルフタイン サックスマウスピース

こ奴は外見はオットーリンクですが、中身はなかなかのファンキーなやつで、ロック系も全然いけちゃいます。
バッフルはハイバッフル寄りで、ボアに向かってぐっっっと抉れている感じです。明るめの音がしますけど、コントロールはとてもしやすいですし、低音もパリッとメリハリある音がしますし出しやすいです。
ウルフタイン サックスマウスピース

ウルフタイン サックスマウスピース

 

サイドレールの造形も、とても美しいですよね 😉

ウルフタインは僕の中では、比較的手ごろな価格で買える、出来のいい素晴らしいマウスピースだと思います。

ただ、市場にそれほど出回っていないので、皆さんも、もしお店で見かけることがあったら、ぜひ試奏してみることをお勧めしますー 😉

 

 

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

サックス奏者にしか分からない事

奈良県Tさんのご質問
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サムフックを交換してみたいなぁと思っているのですが、実際交換すると、どんな効果がありますか?
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藤本 匡光サックスには純正品(部品)から交換する事で、効果を上げるとうたわれる、細かなマイナーチェンジ部品が色々と開発、販売されていますよね。
マウスピースもそうですし、サムフック・サムレスト・リガチャー・ストラップ・タンポ・棒バネ・各種ネジ・メッキや塗装・通電処理・・・挙げていくときりがありません。
「モーツァルトを聞かせながら、組み立てたサックス」というのも、あります。これは嘘です 😆
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さて、サックス本体は変えずに、これらのマイナーチェンジ部品交換を僕が勝手に分類すると

●「サックスを吹いたことのない、一般の人でも気づくであろう音色変化をもたらす物」 と
■「マイナーチェンジ部品交換したサックスを吹く、【本人にしかわからない変化】」 があります。

「サックスを吹いたことのない、一般の人でも気づくであろう変化をもたらす物」は、案外少なくて、マウスピースを極端に違う音色がするものに変える とかですね。
ということは、サックス奏者からしてみると、こんなに極端な変化を望んでいる場合の話ではないので、今回除外します。

■「部品交換したサックスを吹く、【本人にしかわからない変化】」 に、サムフックやリガチャー・ネジ・・・・が含まれます。

ではなぜ、サックスの出音にそれほど変化を与えない部品を交換するか というと「吹奏感」をより、自分好みにチューンしていくかに他なりません。
余談ですが、テレビ番組の「格付けチェック」のストラディバリウスと2万円程度のバイオリンの違いは、正直それほど分からないでしょ?? 😆  でも、あれを演奏している奏者は、全然違う演奏感だと思います。
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マイナーチェンジ部品で変わる「吹奏感」 はどんなものかというと

● 抵抗感(ヌケ)
● 音の輪郭(反応速度)
● 音の微妙な明暗
● 音の雑味
○ プラセボ 😆         
とかですかね。

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例えばここに、リガチャー用の交換ネジが5種類あります。
サックス リガチャーネジ
1 プラチナプレート 1本4,000円くらい 😯 
2 18kゴールドプレート(重) 1本3,000円くらい 😯
3 18kゴールドプレート(軽) 1本2,500円くらい 😯
4 純正
5 ビンテージ物

たかだか、リガチャーのネジなんですが、それぞれ吹いた感じは変わるのも事実でして。
サックスのように、吹奏時に管体が「共振」する楽器は、取り付けられた部品の質量に影響をうけるのではないでしょうか。

しかし、この1~5のネジで、同じ人が、ネジ以外の部品は変えずに同じセッティングでサックスを吹いて、
「利きリガチャーネジ大会」をしたとします。どれがどのネジか音色で当てられるでしょうか?・・・絶対無理です 😆  吹いてる本人が、少し「吹奏感」り違いを感じる程度ですからね。もちろん、倍音の成分の比率などは変わってきてはいるはずですけど・・そんなに違いは分からないはずです。
じゃぁ、どういう理由で、1~5のどれを使うか決めているか というと「なんとなく、これが吹いた感じ、しっくりしていいかな」だったりします 😯  別の人は違う番号でしょうし、また別の人は、他の人が「なんか・・ダメ・・」と感じたものを使うかもしれませんし。ネジだとこんなところです。
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リガチャー本体は、少し様子が変わってきます。これは「抵抗感(ヌケ)」が全く違ってきますし、音の雑味・明暗・反応にも違いがでてきます。とはいえ、出音の違いは、一般の人には分からない程度だったりしますが、サックス奏者本人が、気持ちよく吹ける「吹奏感」は重要ですから、好みでの選択は比較的やりやすいですかね。
ですから、これに上記のネジ効果をプラスして考える感じですね。
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本題のサムフックですが、純正から変えることで「劇的」というほどの変化は期待できません。しかし、中音のレ・ミあたり、サックスでこもりやすい音色になる音の「ヌケ」が若干変化するのは確かで、サムフックの材質・メッキ等によっても、その程度は変わってきます。簡単な方法としては、純正部品のサムフックと本体のあいだに「革」や「金属板(板鉛等)」を挟みこんでネジで締めている人も居ます。
ただ、これも聞いている第三者には、音色の変化など殆どわかりません。ですから、この部品も、サックス奏者本人の「吹奏感」の微調整をする部品といえますね。
同様に、左手側のサムレストも「吹奏感」の微調整をする部品といえます。
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結局の所、こういうマイナーチェンジ部品は、サックスを吹いてる当人にしか、良し悪しを決められません。他人がとやかく言えることでもないんです。まぁ、僕自身は、こういうマイナーチェンジ部品は大好きなんですけどね 😆

あ、吹奏感における「プラセボ効果」、たとえば「ちょっとお高い部品」に交換する事で、効果はよくわかっていなくても、モチベーション上昇にはプラスに働くと思うのでOKではないですかね  😉

また、サックス奏者あるあるとしては、マイナーチェンジ部品に交換してみて
「おーーー、なんかわからんけど良くなった感じする!!」と本人的にも満足していたけど、
ある時ふと純正に戻してみたら
「あ・・・あれ・・・・純正・・・結構良いやん・・・
😯 」 
何事も経験ですかね!! 😆

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

サックス奏者自身の持つ音色

北海道Kさんから頂いた質問です
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中学より吹奏楽部でアルトサックスを吹いていました、大学に入りビックバンドに加入し先輩の勧めで、マウスピースをメイヤーの5MMに変えたのですが、吹奏楽時代に使っていたセルマーのクラシック向けマウスピース(S90)と、あまり音色が変わった感じがしません。
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藤本 匡光
サックスのマウスピースには、メタル・ラバー・他素材を含めて、沢山の種類があり
内部構造も多種多様ですが、お選びになったマウスピースと、リードやリガチャーの
セッティング次第で、大きく吹奏感や音色が変わってきます。
とはいっても、セッティングがおかしいのかなぁ・・・リード変えてみようかなぁ・・は、Kさんは歴がそこそこお有りみたいなので、試したかもしれませんね 🙄

僕は、ここで、関係してくるのが、「楽器としての身体」ではないかと思っています。
「 好きなサックス奏者と同じ、マウスピース・リード・リガチャーにしたのに、あんな音でないやんかっっ 🙁 」
こんな経験は皆さんもあると思います。
たとえば、貴方の憧れているサックス奏者が、目の前で演奏していて、その演奏で使っていたサックスを、リードもマウスピースも全部そのままで、貴方に「吹いてみなよー」と渡してくれたとします。
同じ音が出ると思いますか??????
ご想像通り・・・出るわけがありません。この場合の違いは「奏者の違い」のみです。

ですから、音色を決める要因は、マウスピース・サックス本体・リガチャーなどのセッティングの違いはあれど
「奏者の違い」すなわち、吹き方(奏法)・アンブッシャが最大要因ということになります。
ですから、Kさんの場合も、マウスピースが合格点の物だとすると、あとはそのマウスピースでいい音がでるようにロングトーンを含めて、アンブッシャの柔軟性を高める練習をしていく事で、音色が出来上がってくると思います。

これには時間がかかりますが、自分がどういう音を出したいか という、理想が大きく未来を左右しますから、早いうちに、出したい音を探してみてください。
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今回、この「出したい音の影響力」を実験してみたいと思いまして、
僕がクラシックサックスをやっていた当時、吹奏楽サックスの定番マウスピース(セルマー C★)を25年ぶりに引っ張り出してきました。
セルマー マウスピース C
このマウスピースは、簡単に言うと、みなさんが楽器を買ったときに付属しているマウスピースと同じ系統です。
本来は、太くて柔らかい音を出す方向性のマウスピースですね。
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さて、では
「クラシック用定番サックスマウスピースで、ポピュラー曲を吹けるか!?」実験です。

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このマウスピースの高校時代のセッティングだと、リードはバンドレン青箱3半~4番 リガチャーはセルマー純正でした。今回は、リードはLaVoz m.soft  リガチャーはビーチラーで吹いてみました。
曲は「サックスで名曲」でもとりあげた、コナンにしてみました 😛


「本来」このマウスピースは、こういう音色を出すマウスピースではないですけどね 😆 
僕は、こういう明るめの音色が好きですし、「出したい」ので、本来ダーク系統のこのマウスピースでもこんな音がでます。奏者本人が出したい方向に、セッティング・奏法を変更して、音色が変化したということですね。
逆にいうと、奏者自身の方向性が決まってないと、マウスピースは応えてくれない・・ということですね。
ジャンルに合わせたセッティング・装飾技法等で、演奏の印象も変わりますからね。
まぁ・・僕は、今となっては、このマウスピースでクラシック系のいい音は出せなそうですけど・・。

久々に開き(ディップオープニング)が狭く、バッフルの低いクラシック向けのマウスピースで吹いてみて、とても気を使って演奏しなければなりませんでした。30分ほど慣れるために吹きまくりました 😆
マウスピースの開き(ディップオープニング)が狭いため、ポピュラー奏法の、ベンド奏法・ハーフタンギング等は格段に難しくなりますね。
ポピュラー向けのマウスピースは、開きがある程度広い分、ベンド奏法やポルタメント等は自由度が高くなります。
でも、自由度が高くなる分、諸々のリスクも上昇するトレードオフな所はありますがね 😆

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マウスピースを選ぶことはとても重要です、しかし、それを吹くサックス奏者自身が、
どういう音で鳴らしたいか
方向性を持っていないと、音色が定まりません。
大雑把な意見を言うと、サックス奏者の音色の方向性が決まっていて、アンブッシャなどが確立できていればだいたいのマウスピースで、その奏者の出したい方向性の音が鳴るということですかね 🙄
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サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

エンドプラグは付けましょうね。

サックスを持ち運ぶ際に、ハードケースやショルダーケースを使いますが
その時には、楽器本体につけるエンドプラグ(ボディーキャップ)は必ずつけましょうね 😆

サックス ボディキャップ

たまーーに、つけないままサックスを収納している人がいますけど、代償は高くつきます
からね。
ケース内で、振動のためにサックスが動くばあいがあります。
エンドプラグを付けないまま収納していると、その力の逃げ場が、本体から突き出している
オクターブキーの出っ張りに、加重がかかって、曲がってしまったり、最悪折れたりします。
ヤマハのサックスは出っ張りが無いモデルも多いので、大丈夫!!と思わないでくださいね。
エンドプラグがケースの中で、楽器の動きの遊びを制限してくれるので必須です。

また、持ち運びでサックスをケースに収納する場合には、ケースとサックスのすき間に、
ウレタンやプチプチを挟んだりして、強い衝撃がかかっても、多少緩和されるように
工夫してみるのもいいですよ 😎

サックス教室 フイテマス 藤本匡光