AE-10 Program Ver.3.10
本日AE-10のマイナーアップデートが公開となりました。ベンド周りの機能追加と変更が中心となります。
音色はケニーGのソプラノを意識した1音色が追加されましたよ。
バージョンアップ用ファームウェアダウンロード
https://www.roland.com/jp/products/aerophone_ae-10/downloads/
主な機能変更/追加ポイント
パラメータ「BiteCtrl」に SAX と EWIND が追加されました。
SAX ※パラメータ’BiteCtrl’内
アコースティックサックスのように、リードの位置でピッチを制御します。ver.3.0まであった PITCH1と同様ですね。
EWND ※パラメータ’BiteCtrl’内
電子管楽器のように、リードをくわえる強さを周期的に変化させピッチを制御します。簡単に言うとEWIと同様にリードをくわえる強さを、強くしたり弱くしたりを繰り返して、ビブラートをかけるモードです。これは楽ちんですよね。
パラメータ「BiteCtrl」と「BiteSens」が、パラメータ「BiteOfst」 に集約されました
これまで「BiteCtrl」と「BiteSens」の両方の兼ね合いで決めていた、口元のリップベンドの開始位置を、パラメータ「BiteOfst」 に集約することで、より手軽に調整できるようになりました。これに関しては以前はメチャクチャ追い込むこともできたのですが、今回 「BiteOfst」 からは5段階で決定となります。使ってみた感想では全く問題ないですね。奏者によってマチマチな締め圧による、リードの曲げ具合の±0のポイントを調整する機能です。
パラメータ「VibSens」は パラメータ「EwndSens」 に名称変更
パラメータ「EwndSens」はリードをくわえる感度を設定します。効果がかかりにくい場合は値を大きくし、効きす
ぎる場合は値を小さくします。※「 BiteCtrl」が、「EWND」のときのみ有効です。
新しく加わったEWND(※パラメータ’BiteCtrl’内)有効時、 リードをくわえる強さを、強くしたり弱くしたりを繰り返して、ビブラートをかける 際の効果の効き方を5段階で調整できます。
パラメータ「BiteOut1」 「BiteOut2」に’BND.S’ ‘BND.E’追加
バイトMIDI 出力設定に’BND.S’ ‘BND.E’が追加されました。
BND.S ピッチベンド(SAX)
アコースティックサックスのようにリードの位置でピッチを制御します。
BND.E ピッチベンド(EWIND)
電子管楽器のように、リードをくわえる強さを周期的に変化させピッチを制御します。
1音色追加
プリセット128番にケニーGの曲を簡単に演奏するためのソプラノサックス音色が追加されました。自動ビブラートでリバーブ深めに設定しています。
実はこの音色私が作成の機会をいただきまして、光栄にも追加音色として採用いただきました^^;
で、いちおうやな、ケニーG風に新音色でデモしてみときますww
まとめ
今回はマイナーアップデートではありますが、パラメータの見直しがなされ、より簡単に欲しい機能の調整ができるようになりましたね。追加音色は1音色ではありますが、使いやすいと思いますので、ぜひケニーGにチャレンジしてみてください。