コード進行のグループ化

本日のサックスレッスンでは、アドリブ基礎練2-5-1の決まったモチーフ(フレーズ・リック)をあてはめる練習をしたんですが
曲における、コード進行は部分によって転調したり、セカンダリーや同主調借用が挿入されてますよね。
最初はコードだけの譜面でチャレンジしようとしても「コードアレルギー」的な人も多いと思います。

このような、コード進行でも、白地に黒字だけの譜面では、やはりアレルギーがある段階ではげっっっってなるもんです 😄

教室 区切り線
そこで、コード同士の連結(進行)をグループ化して、見やすくする方法が何通りかありますが。
理論書などではバークリー方式  カッコと矢印 使う方法が使われますよね。

こういうやつです
色付き譜面3

こうすることで、譜面における、その部分をグループ化して、ひとつの塊として整理できるわけです。
なんなら、このカッコの部分に調性を書き加えてもいいですし、調号を書いてもいいですし、
その辺は自分ルールで譜面を汚していけばいいのです 😉

教室 区切り線
次に紹介するのは、これも昔からある手法ですが、
色を付けてグループ化された部分を視覚的に見やすくする という方法です。

色付き譜面4

Em7 – A7  は key Dmajor の Ⅱ-Ⅴ
F#m7  は B7 の Rel.Ⅱm7 だけど、Dmajor keyのⅢm7でもあり、ダイアトニックの色合いを優先
B7  E7  はsec.D
・・・・・みたいな。

※これは”サテンドール”のコード進行をモチーフにしていますが、サテンドールの演奏ではF#m7 —B7 をII-Ⅴととらえて、転調したように演奏する場合もよくあります。この辺りは解釈で演奏方法を変えることが出来ます。

色付きにバークリー方式も併用するといいですね。
特に配色の決まりとかはないんですが、もしこの色付け方式をやるなら
あなた自身で調性ごとの色を決めて、その決定に従って、今後やる曲も彩色するほうがいいとは思います。
アドリブ練習初期において、とりあえず各調のイドフリミエロでソロを吹くときに、譜面をより視覚的に見やすくしたい場合には有効な手段ではありますね。

さらに、例えば Eb7→D  のところで、なんでここにこんな進行が入ってきたんや??・・・と悩み考えて、そして、あぁっっ!!と答えが出たら、さらにここに「気づき」を書き込むという風に、自身の譜面をグレードアップさせていって、どんどん「汚して」くださいね 😎

サックス教室 フイテマス 藤本匡光
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