指導者による違い

前にもちょっと書いたんだけど 各先生による奏法 の話です。
いまうちの生徒さんにも以前どこかで個人レッスンなりを受けてた経験の有る人が何人かいます、そのなかの仮にAさんの場合は4年間個人レッスンを受けていた経験があり 後にうちにレッスンを受けに来られたわけですが、正直戸惑うほど間違った奏法を学んできてしまっていました。。
Aさんは行き詰まりを感じた部分はタンギングなどのテクニック部分も有りますが、とにかく音色と音量が出ない・・と体験の申し込み時に書いてありました。
私としては経験4年でずっと個人レッスンに通っていた経験者ですから、それほど心配はしていなかったのですがね・・・
ところがいざ体験の時に 今までアンブッシャー(アンブシュア)や奏法論をどのように
習ったか?と伺うと ちょっと私の観点からかけ離れたものでした。咥え方は浅く・口を横に引っ張る感じで と指導されていたり。
マウスピースを咥える深さは個人差 及び マウスピースのオープニングディップ(開きの大きさ) リードの硬度の選択により多少差は出てくるのは事実ですが、メイヤーなどごく一般的に
使用されているマウスピースの場合は、極端に浅い咥えでいい音は得られません。たしかに浅いほうが最初は音も鳴りやすいですが、高音域の音程が上がりきらず音痴になりますし、音量も出ません。
またなにより音色が貧粗になってしまいます。
タンギングに関しても ブレスを用いる奏法は中級者以上では絶対に必要なテクニックとなってきますが、初心者では息(喉)のタンギングまたブレススタートは禁じ手となります。
サックスの初心者の方に指導する場合は、クラシックもジャズも違いは有りませんから、まずはきっちりしたメソッドで学ぶほうが今後変なところでつまずかないと思いますわ。

といまとなっては私もこんなこと書いていますが、弱小吹奏楽部で先輩も居らず、とりあえず独学でサックス吹いてた中学2年~高校入るまで、一番上の ミ の運指間違って覚えていましたけどね。。
だって 左手のサイドキーで レ レ# と手前から増えたら、次の ミ ももう一個隣のサイドキーを押せば良いっておもいますやん。。。まさか右手のあんな所にキーがあるなんて。。。。笑

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