モニタースピーカー

先日サックス教室の生徒さんとスピーカーの話になったんだけど、その方は世間的にはオーディオマニアの部類に入ると思う。何十万もするアンプで、何十万もするスピーカーを鳴らしているそうだ。
私はといえば、家ではBOSEを使っていて、お手軽視聴環境です 😄

その方が最近パソコンでDTMを始めたということで、モニタースピーカーを探していると相談をうけた。
確かにDTM環境で、その方の何十万もするセットで鳴らしても・・・と思うけど、しかし、まぁ、ちょっと聞いてみたいけどね  😄

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昔はどこのレコーディングスタジオに行っても、とりあえず置いてあるのがYAMAHA NS-10Mというスピーカーだった。
いわいる業界標準的なスピーカーで「テンエム」とか「テンモニ」とかみんな呼んでた。

テンモニ
※写真は YAMAHA 公式サイトより  → https://jp.yamaha.com/products/audio-visual/special/hifi-history/speaker/

10Mはパッシブスピーカーと呼ばれる部類で、昔はどんなスピーカーでも基本的にパッシブスピーカーでした。
パッシブスピーカーを鳴らすにはアンプが別途必要ですから、スピーカーとそこそこ良いアンプをそろえる必要がありました。
私も昔は音もよく分からず、とりあえずテンモニ買っとけばいいかーと、テンモニとP2050というこれまた定番のパワーアンプを買いました。まあ買った当時テンモニはすでに絶版になってて中古でしたが、そこそこ高かったような・・。
パワーアンプP2050はでかいトランスを搭載していたので、発熱量がすごくて暖房器具のようでした 😄

しかし、このテンモニは、自分の当時の制作環境では大きな音を出せるわけでもなく・・・小さめの音量で使っていると、なんていうかシャリシャリ感が否めなくて・・「プロのエンジニアの人が使ってるし、業界標準と言われてるからこれでいいんだ!!」と自分に言い聞かせてましたが・・今思えば自分の環境には合ってなかったような気もする 🙄

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そのあとは、またちょっと変わったスピーカーを使っていた、DAITONE DS100z
一見スピーカー1つのフルレンジスピーカーのように見えるけど、実は低音用のスピーカーが内部にあるという(Double Drive Speaker System)、ヘンテコなつくり 😄  これは今でも中古だとそこそこ高価な値段がついているので、隠れファンが多いのかもしれない。
自然な音が魅力で、わりと色んなジャンルに対応はできるスピーカーだと個人的には思う。ただエレクトリカルな音楽では高音域と低音域にちょっと締まりがないというか物足りない。
しかし、まあ、いわゆるリスニングスピーカーとしてなんとなく音楽を流すには良いスピーカーだと思う。
これは今でも使っている。教室 区切り線
いま使っているモニター用スピーカーは、またYAMAHAに戻ってきたけど、HS5 今はセットで3万円弱ですね。
YAMAHA パワードスタジオモニター HS5(ペア)

白いウーハーはテンモニを強く意識してるわね 😄
このモデルはパワードスピーカーになっているので、アンプは別途必要ないですよ。

パソコンのサウンドカードから直接接続できるのはメリットだけど、手元のアナログのつまみで音量を調整できるように、PCサウンドカードとHS5の中間に、小型の真空管プリアンプを入れて、スピーカーはスタンドに横置きにしている。
HS5
HS5はテンモニより、個人的には大満足である。うちくらいの広さの制作環境にはちょうどいいかな。
内蔵のアンプが小さい音から大きな音までしっかり鳴らしてくれるし、ジャズなどを鳴らすと、それぞれの楽器の定位がすごくしっかりと分かるし、解像度もこの価格では素晴らしく、エフェクト成分等もよく聞こえる。
HS5より小型のHS3・大型のHS7.HS8とシリーズに何種類かあるので、視聴できるショップにいくとだいたい全種類置いてあるので視聴してみるといいかも。

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個人的な感想を書いたので、まあ賛否両論あろうと思いますが 😎

モニタースピーカーには数万円~数十万円までありますが、メーカー・型番によってそれぞれ別の味付けがあるので、視聴してめっちゃ迷ってください 😄

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

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