下唇の裏が痛くなります。

この質問はわりとコンスタントに送られてきます、みんな悩んでいるんだと思います。

結論から言うと 「時間か解決する・・・」ということになってしまいます。こんなこと言うと無責任な感じもしちゃうんですがね・・ 笑

私自身も高校生の時はよく唇の裏から出血していました。
結局下の歯で下唇の裏を噛んでいるので 仕方ないのですが、逆をいうとあまり 歯 で噛まなくなれば症状は改善されるということです。(ただ部活ですから時間的には恐ろしいくらい 吹かされてました、平日5時間 休日は8時間とか。。。ですから 2時間くらいの練習なら 痛みが出なくなるまでにはそれほど時間はかからないと思います。)

それにはアンブッシャー(アンブシュア)で使う筋力がつくまではどうしても
アゴの筋肉をつかってしまいます。アゴの筋肉を使うということは  噛む ということにつながってしまいます。

アンブッシャー(アンブシュア)で使う筋肉(代表的な筋肉としては 口輪筋)等が発達してくると、アゴの筋肉を使う割合が減少してきますから、下の歯から 下唇へのプレッシャーは低減されていきます。
正直、長時間(3.4時間以上)吹いても痛みを感じなくなるくらいまで上達するには10年単位の時間がかかります。。

またセッティング面からも改善する方法はあります。
あまり開きの広いマウスピースに硬めのリードを使うと、やはりアンブッシャー(アンブシュア)の筋力が大きく必要になります。ですから比較的やわらかめのリードを使うセッティングにしてみるのもいいです。
しかし開きの広いマウスピースに、硬いリードで出る音色がどうしても欲しいならその試練に打ち勝ってください 笑

クラシック系の場合は私も当時そうでしたが 3~3半 のリードを使わないと、なかなかまろやかな音色がえられないのも事実です。
クラシック系奏者の中には歯から下唇への負担を軽減するために
下の歯茎の部分に紙をいれたり、下の歯に直接かぶせるシリコンを使っている人もおられます。

ポピュラー・ジャズ系では平均的には 2半 あたりのリードを
使いますから、クラシック系奏者よりは本来負担は少ないんですけどね。

改善には時間がかかる とはいえセッティング面からも改善策を
模索してみると 大分軽減されていくと思います。

噛むことが悪いわけではなく、噛みすぎることが弊害を生むのですが、この噛む力とか締める力は、尺度が人によって違うので、指導者の方に目前で診断してもらってください。

今回はあんまし回答になっていないような。。。。お許しを・・・。

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

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