先日ソプラノサックスの生徒さんが 右手の親指のサックスサムフックにあたる
部分が痛い と言ってたんですが
「サックス奏者の証」
が出来つつありました。
文筆業の方には ペンダコ があるように、手にはその人の職業などが
現れてくるものです。
サックスの場合は ペンダコ ならぬ サックスダコ が右手のサムフックに
あたる部分にできてくるわけです。
痛みがでるのは形成されつつある段階ですね それを通り越すと痛みはなくなります。
ただあたっている部分の皮膚の表面的ないたみなら サックスダコ ですが、関節の
場合は構え方に問題がある場合が殆どです。
特に右手と左手の親指は楽器の安定を保つには誤った支持方法を取っていると
関節に無理がかかり 関節炎・腱鞘炎(バネ指)の原因になりますね。
正しく持っていても20年・30年のサックス歴の方には腱鞘炎になる方も居られますが、
10年とか15年で腱鞘炎になるのはちょっと持ち方に問題がおおいようです。
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私もサックスダコには私も思い出があります。
まだ21歳だった時に幸運にもプレイボーイジャズフェスティバルで
故Grover Washington Jr氏と同じステージに立たせていただきました、
競演ではないですよ 笑 めっそうもない 笑
Grover Washington Jr氏はフェスティバルのオオトリでjust the two of us
やワインライトを演奏されて、とにかく感動しました。
そしてジャズフェス終了後の打ち上げパーティーで
同じテーブルの横にGrover Washington Jr氏が座ってとなりに奥さん・・・
緊張しまくりだったのですが、
氏が「お前のサックス演奏を聞いたよ!!」と声をかけてくれました、
すると突然Grover Washington Jr氏が右手の親指をだして
「どうだ おれのサックスダコすごいだろ お前も見せてみろー」と微笑みながら
私の右手親指を引っ張って
「おれの方が大きい!!! 勝ったぞー 次会うときにまた勝負しよう」と
いわれました 笑
「このタコはサックス奏者の証だから大事にしろよ!!」
深い言葉をいただきました。
氏のアメリカの住所など連絡先までいただきましたが
残念ながら99年に他界されてしまいましたね。
いまでも氏の音楽をよく聞きますが、そのたびにあのゴツイ 氏のサックスダコを
思い出します。
今勝負またできたとしても
「まだおれの方が大きい!!! また勝ったぞー 次会うときにまた勝負しよう」
っていわれますがね 笑

てか・・・俺も若いね 笑 やせてるし・・。
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