その1 のつづきです
実際に削ってみましょう
これはリードを画像処理して厚みの分布を分かりやすくしたものです。色の濃い部分が厚く、明るい部分は薄くなっています。
リードを手にとって、光にかざしてみると分かると思いますよ。吹いてみた感じがとりあえず硬い場合は、全体を満遍なく削りましょうー
削る場合は、とくさ サンドペーパー のかける方向を間違わないようにしてくださいね。矢印の方向にのみ動かしてください。
逆方向に動かしてしまうと、リードの植物繊維を痛めてしまうので、ザラザラしてしまいますし、うまく削れませんからね。
あと2.3回削ったら吹いてみて また削って 吹いてみて と徐々に削りましょう!!
「ちょっと待て その1削りが 命取り」
硬さが程よくなったら 微調整 にはいります。
この写真で 青色 の部分はもう手を入れないほうが懸命です。先の方の青部分を削りすぎるとリードミスが頻発したり、音がぺらぺらになってしまいますし、中央青部分は リードの腰 の部分です。ここを削りすぎるとまったく使い物にならなくなってしまいますから、なれてくるまでは、微調整はやめときましょ!!でも失敗を恐れてはだめなんで、色々試して駄目だったら最後にここら辺を削ってみると、どう変るか分かると思います!!
リード削りはこの写真で示した部分の調整が一番効果があります、真ん中のレ~高音域くらいまで、この部分の調整で変化していきます。
まずは左右のバランス(厚み)を均等にするといいですね
光に透かしてみて、透過する光の濃淡で把握してみてください。あまり広範囲を削るより、前のほうとか 後ろのほうを少しづつ吹いてみると変化がわかると思います。この色の付いた部分は たとえばバンドレンというメーカー一つとっても V16 と JAVA だと厚みの分布が違っています。逆に言うとメーカー側はリードの厚みの分布を変えることで、違った製品名にしてるわけです。
分布を変えると抵抗感・吹奏感・音色が激変しますからね。
リード調整はある程度サックスになれてから行ってくださいね。
アンブッシャー(アンブシュア) ・ 呼吸 などが一定でないと、リードが原因かどうか分からないですからね。
でも、遊びつつ覚えることも重要ではありますから、削りたい時は削ってみるのもあり!!