自分の本当のサックスの音

秋田県Kさんからの質問です。
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高校の吹奏楽部でテナーサックスを吹いています。
先生に「練習するときは壁に音をあてて自分の音をよく聞くように」と言われたのですが、どういう事ですか。
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サックスを含めた多くの管楽器では、発音時に管体が共振(発音とともに楽器も振動)しています。
そういった楽器では、演奏者が自分の「音色」として認識している、音の成分は
1. 耳から聞こえた音(鼓膜を通して聞いている音)
2. 「骨導音」 となります。
※骨導音(骨伝導音)に関しては7.8年以上前になんかの記事で書いたけど、失念しました 😯

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——引用ここから——
Wikipedia 骨伝導 より

骨伝導とは

骨伝導は、空気を伝って鼓膜(中耳)を振動させ聴覚神経(内耳)に伝わる(気音)に対して、声帯などの振動が頭蓋骨を伝わり直接聴覚神経に伝わる(骨導音)ものである。 この骨伝導は意図的に起こさずとも日常で常に起こっており、例えば自分が聞く自分の声は気音と骨導音が合わさったものである。

——ここまで——

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自分の声を録音した時に「なんやっっっ この声・・誰やねん」 😯  と、なるのは、自分自身が「自分の声」として認識しているのは、耳からの音と、骨導音とが混ざった音声を「自分の声」として認識しているからです。
録音した場合は、骨導音は聞こえませんから、そこに違和感がうまれます。
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サックスの場合は、ダブルリップ奏法でない限り、マウスピースに当たっている
「歯」からの振動が直に骨に伝わります。
まぁ、ダブルリップでも少なからず伝導していますけどね。

で、歯から骨へとつたわる伝導音を「歯骨導音」といいます。
試しに耳栓して吹いてみると「歯骨導音」のが普段より大きく聞こえます。
(この原理を利用して、ライブなどでモニター環境が悪く、自分の音が聞こえにくい場合は、あえて片耳は耳栓をして、骨導音で音程をとる場合もあったりしまする)
この「歯骨導音」は、結構ノイズィで、いやな音成分ですよね・・・

しかしながら、第三者は、貴方のサックスの音色として「歯骨導音」は聞こえてないので安心してください 😆
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そこで、サックスを吹いている本人が、この「歯骨導音」が入ってないサックス音を
聞くにはどうすればいいかというと
◆録音してみる というのが手っ取り早いです。厳密にいうと、マイクだとかいろんな要因で、「本来の音」ではない可能性もありますが、自身が聞いている「歯骨導音ミックス」の音色よりは、よほど第三者が聞いている、貴方のサックス音に近いはずです。その音のほうが「あなたのサックスの音」なのです。

ただ、普段の練習時に、毎回録音するというのは非効率ですよね。そこで
サックスのベルからでている音を反射させることで、鼓膜から聞こえるサックス音量を上げてあげれば、結果的に「歯骨導音」を小さく感じます。
それで「壁にあてて」ということになります。

別の方法としては譜面台を利用したり、サックスのベルにクリップで取り付ける「反射板」というのも売っていたと思います。
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余談ですが、レッスンでたまにレコーディングをします。
その際に、ほとんどの人が「思ってたより、自分の音が良い音で良かったです」と仰います。
特にサックス歴が浅いころは「歯骨導音」のザラザラ音が気になっているのかもしれないですね。

サックス奏者本人は、これから先も「歯骨導音」も含めて「自分の音色」なので、良い音がしているときの感覚を養うことも必要ですね、というか、サックス続けていくと、あんまり気にならなくなるもんですよ 😆

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

 

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