サックスの練習メニュー 短時間編

生徒さんたちのほとんどが限られた時間のなかで
サックスのを目指しています。
学生時代ならまだしも、社会人となるとなかなか時間は取れない
ですし、プロを目指してる生徒達も生活のためにはバイトもしなくてはなりませんしね。
では限られた時間の練習はどうすればいいのでしょうか?
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■練習時間の最低10分はロングトーン!!
ロングトーンですが、めちゃめちゃ大事なのは言うまでも
ありません。例えばピアノはロングトーンの練習はありませんよね、でも管楽器・弦楽器では必須の基礎練です。

わかっちゃいるけど、あんまり楽しくないって??
わたしもわかります、その気持ち。
でも、大事ですからやってくださいw

ロングトーンの方法論は教本などにも沢山紹介されていますから、説明はそちらにお任せいたしますが、とにかく大事なのは自分の音をよく聞くということです。
チューナーを置いて、が揺れないように気を付けて吹く事も重要ではありますが、よく聞いていれば音が揺れるの(音の大小・音程のふらつき)わかりますよね? ですから、チューナーはひつまず使わなくていいんですよ。-10セントあたりででも一定に揺れなければ、立派なロングトーンです。仮にチューニング音で安定して低ければ、少し挿せば済む話ですからね。
最近ではスマホアプリなどでカラオケを簡単に流せるものがありますので、ロングトーンもカラオケに合わせて行うと、音程の練習(耳で合わせる)とかリズムを感じながらロングトーンができます。
その方が楽しいですし、音楽的な練習になろうと思いますよ!!

■指の練習
これは色々な練習曲()が存在します。
クロイゼ などは有名ですよね、ただし結構中盤からは
難しいですね。普段からエチュードを使って無駄な動きを
減らす練習をしてもいいですし、自分の好きな曲の中で指が転ぶ
所をメトロノームに合わせて重点的に練習するのもいいでしょう。
でも、基本は半とかメジャー全12調を練習するのが、初期段階では非常にいい頭と指のトレーニングになります。
かならずメトロノームを使うことと、極力に書かずに指の”流れ”で覚える、んで指の転びをシビアに判断できる注意力が必要になります。
エチュードでも曲になっているものも沢山ありますので、楽しめるものを探すのもいいですね。

■曲の練習
短時間練習においては、曲の練習まで時間がなくなってしまうかもしれないですが、表現力を身につけるには必要不可欠です。
表現力 は 楽器のコントロール 譜面解釈 表現手法 ・・ など等を学ばないといけませんから、結局は基礎練習も必要になってきます。
しかしいま自分で出来る限界までチャレンジしてください。
自分の演奏で納得のいかない部分を具体的に解析する癖をつけましょう。
してプレイバックして聞いてみるのもいいですよ。

ダイナミクスの幅が狭くない? とくに小さい音(pp)もつかってる?

ほとんど最初の頃はコントロールできないため、ppなどは使って
演奏してないと思います・・・ これを克服するならロングトーンに クレシェンド デクレシェンド の練習をしっかりしなきゃ。

譜面解釈はしてみた?
譜面解釈はまたいつか書きますが、歌心 とか言われる
フレーズの、ダイナミクス など様々なことが
解釈から生まれます。
プロ奏者はメロディーを吹くときにすごい考えて 計画的 に
吹いている事を知ってくださいね。
「こう吹いたらサックスらしく かっこよく聞こえるはずだー」と計画して確信を持って吹いてます。あるいみ”腹黒い”のですよ 笑
そして解釈すれば、ブレスの位置など全てのコントロールが決まります。

等々 曲を練習することで、足りない部分を自覚して基礎練習に立ち戻り、また曲を吹いてみて・・・とになります。ですから、ひたすらロングトーン して 20分は指・・という風に決め付けて練習せずとも、次第に自分のペースをつかんで来ると思いますよ。
曲を吹くことでサックスの楽しさもわかりますし、足りない部分もわかるとおもいますから、沢山曲を吹いてください。
そして自分に足りない基礎部分を発見して そこを練習・克服して完成度の高いレパートリーを増やしてください。
しかしまあ、基礎連てツボにはまりだすと、面白くなってくるんですけどね

 またスマホなどでの録音・撮影機能を活用して、客観的に
自分の演奏をきくようにしましょぅ!!!!!!

ちなみに、わたくし個人的なルーチン練習としては、最初の30分のメニューは、何年も変えていません。最初の30分は指温めと頭の中整理といいますか、ちゃんと運動的に動く状態と頭が回る状態にまずもっていってからその日の練習に入る感じです。
まあ、正直なところ、最初のルーチンメニュー30分が終わると一旦集中力が切れてしまうので、10分くらい休憩をいれます(^^; んでまた40分やって休憩して・・・と繰り返しています。
これは私のペースではあるので、皆さんが真似する必要はありませんけどね 😊

サックス教室 フイテマス 藤本匡光 エアロフォン

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