最近なんとなく演奏しづらい状態だったS氏。
よくよく調べてみると10年以上使っているマウスピースに問題があるのかも・・・と考えるようにナノました。
わたしの使っているマウスピースが最近調子わるいのですが、マウスピースの寿命ですかね?
ラバーのマウスピースもメタルのマウスピースも、何十年も同じものを使えればいいんやけど、正直なところ寿命はそんなに長くないんだわ・・
実際どんな症状が出てきたら寿命ですか?
マウスピースの物理的な寿命だけに限って言うと、昔に比べてリードの選り好みが激しくなってきて、なかなか合うリードが見つからなくなってきたり、音程やダイナミクスのコントロールが難しくなってきたりね。
音質も変わってくるんだけど、これらすべての現象は年単位でゆっっっくり進行してくるので、気づきにくいんだよね。
だいたいどれくらいの期間で寿命を迎えます?
一般的にはラバー系マウスピースで2.3年 メタル系で4.5年かな。
これはもちろんこの期間の合計使用時間とかリードなどのセッティングによって個人差はあるけどね。
わしの個人的な経験からだと、リードが大きい楽器のほうが寿命が短くなる感じやわ。ソプラノだとラバーでも5.6年くらいなら余裕だけど、アルトは3年もしたら、最初の頃とは吹奏感は変わってきてしまう。
メタル系のマウスピースはラバーに比べると多少寿命はながいけども、然りです。まあ、メタルのマウスピースは素材によって大分違いはでてくるけどね。昔のデュコフとかは、ほんまに柔らかい素材で、1年も経たず吹奏感かわってきたからね。
まあ、リードって演奏中めっちゃ振動してるわけやから、マウスピースのサイドレールやら、先のティップ・レールとかを「激しくパンパン」しとるから、削れてくるんやね。
例えばアルトのセルマーマウスピースS90でいうと、
180モデルのティップオープニングが 1.45mm
190モデルのティップオープニングが 1.55mm
すなわち、その差わずか0.1mm。
定規で0.1mm確認してみも1mmの1/10や、わしみたいな老眼にはキツイわw
そらぁ、数年かからずに0.1mmくらいは削れてしまうやろ、そしたら時間経つと ティップオープニング の話だけでいうても180モデルが190モデルに変身しとるわけやからねww
あとは、演奏者自身のアンブッシャや好みも変化するから、単純に合わなくなってきとる可能性もあるけどね。
あ・・・薄々は気づいてましたが、マウスピースって消耗品なんですね・・、またマウスピース探しの旅にでます・・。
まあ、ここまで話しといて身も蓋もないんやけど、わしのテナーマウスピース リンク7★は、15年つかっとるけど・・・ww