レッスンで質問されたので、ここにも書いておきますね。
センターの 0 を挟んで左右にクサビマークのついているチューナーをお持ちの方も多いと思います。
下の写真で赤く色づけした0を挟んだ左右の▼記号ね
生徒曰く「この▼と▼の間だったら音程は大目に見たる!!」
マークだと思っていたとか^^; まあ・・・たしかに、そんな雰囲気もありますがww
更によくよく見てみると、0を挟んで左右対称ではありませんよ。
これは、純正律が関係してくるのですよ。
例えばドを誰かが吹いているところに、あなたが長三度上(M3)のミでハモる場合には、左側の▼を目印に音程を合わせると(≒マイナス13.7cent)
ドとミは一番キレイにハモルというわけです。
右側の▼は、ドを誰かが吹いているところに、あなたが短三度上(m3)のミ♭でハモる場合には、この右側の▼を目印に音程を合わせると(≒プラス15.6cent)
ドとミ♭は一番キレイにハモルというわけです。
ただ、まぁ、実際の演奏のときは上記のような単純な音の組み合わせばかりではないので、結局どうしているかというと「耳で合わせる」です。ですから、あまりチューナーを頼りに音程を合わせることは少ないですけどね。
音程ってやつは、さらに色々と面白いところがあります、例えばセクションで吹くときと、ソリストとして吹くときとでは、すこしチューニング方法を変えたり、アルト・テナー・ソプラノ・ソプラニーノの楽器の違いや、それぞれの楽器での演奏時音域によっては、音程を多少高くしたり低くしたり・・とか。
ただ、まずはどの音程も±0近辺にビシッと合うようになってからの話ですからね!!!