とある方から、楽器の選定で相談を受けたんですが、その方は楽器(テナーサックス)の買い替えを検討しておられまして、ビンテージ(アメセル マーク6)を狙っておられます。今使っておられるのも、今や高額となっている セルマーの80初代 なんですけどね😅
そこで、音色を決める「優先順位」についてなんですけどね。
私自身もビンテージ、とくにアメセルマーク6をトッカエヒッカエしてた時期がありましたが、今はシリーズ2か、比較的新しい20万くらいのYAMAHAを使う事が殆どです。
サックスの音色を決める場合の優先順位は、個人的に思うに楽器本体の優先順位は、決して1番ではないと思うんです。
一番はもちろん奏者本人のアンブッシャや呼吸法の上達度ですが、これを言うたら身も蓋もないやろっっと怒られそうなので🙄
その次くらいからの順番としては
マウスピース>>>>リード>>>>>>>>>>>>>>楽器本体>>>>>>リガチャとか>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ネジとかその他カスタム部品(この辺は吹奏感とか鳴り方) てな感じでしょうか。
例えは悪いかもしれないですが、プロは某国製の3万くらいの楽器でも、そこそこ良い音出すことはできます。まあ、めっちゃ気を使って吹かないと音痴だったり、そもそもバランス悪かったり・・・と、楽器側に不安要素が多いので、演奏がシンドイですから、普段使いの道具として選択しないですがね。
しかし、適切に製造され、メンテされていれば、この楽器(道具)として不安要素が無くなるサックスの価格帯は、それほど高額ではないのですよね。
余談ですが、昔、著名なフルート奏者の方が、YAMAHAの211(4万円くらい)をメイン楽器として使われてて、素晴らしい演奏をされていました。
ビンテージを買ったからと言って、マウスピース・リードの選択、またそのマウスピースとリードを適切に吹きこなしてなければ、その高額な楽器からどんなチープな音がしてしまうか、想像できると思います😅
ですから、マウスピースを徹底的に選んでみる事が、なによりだと思うんです。同じモデルでも何本も試奏して、即買いはせずに、他のマウスピースも固定観念なく色々吹いてみるといいと思います。
まあ、この話はサックス吹きなら、皆さん気付いている事なんですけどね。でも”新しい楽器欲しい病”は、私も定期的に発症してしまいますけどね😆