サックスの持ち替え

サックスの持ち替えは、指が基本的に同じだから簡単なように
思うかもしれないですが、それがなかなか大変なわけです。

アルトサックスとソプラノサックス とか テナーサックスとソプラノサックス とか
アルトサックスとテナーサックスとソプラノサックス とか組み合わせはありますが、
持ち替えの難しさと克服についてお話しますね。

僕自身は最初はテナーサックスからだったんですが、最初に買ったマイ楽器はアルトサックスでした。吹奏楽部からのスタートだったので、学生時代には全ての楽器を演奏しましたね。
高校3年のコンクールでは なぜか3本持ち替えでした 笑

皆さんには メイン楽器 というか おれはアルトサックスがメイン おれはテナーサックスがメインというのが有ると思います。

勿論メインのサックスにかんしては、セッティングや細かい所でいうと
リガチャー・サムフックにまでこだわっているかもしれないですね。

そして持ち替え楽器はどうですか? あんまし練習してないとかないですか?
持ち替え楽器の方もメイン楽器と同じくらいこだわって練習していかないと、うまくなりませんよね。

特にテナーサックスとアルトサックス持ち替えは色々と気を使わなくてはなりません。
それぞれのセッティングが決まっても、1曲目はアルトサックス そして2曲目はテナーサックス みたいに使い分ける際に、2曲目のテナーサックスに持ち替えた瞬間に音が鳴らない とか問題が起きる場合があります。

実は僕も昔持ち替えを始めた頃苦労した点です。
2曲目にテナーサックスに持ち替える必要があり、いざ吹こうとするとキツイ・・必死でしたね 笑 その2曲目は間奏の8小節のソロでいきなりフラジオからだったのですが、ピィ~~って 笑

要するに個々のセッティングがまとまっても、持ち替えを考えた場合には、その 摺り合わせ が必要になってきます。
たとえばアルトサックスとテナーサックスで極端に開きの違うマウスピースを使ったり、極端にリードの硬さが違うとスムーズに持ち替えが出来なくなってしまいます。

そうなると音程が不安定になったり リードミスも多くなってしまいます。
セッティングの摺り合わせは、まずテナーもアルトもきっちり練習してから取り組む方がいいと思います。

若干アンブッシャーも違ってきますし、なにより マウスピースの
ヒットポイント がリードの大きさが違う為使い分けなければなりませんから、最初の頃は練習時にコロコロ持ち替えるのは避けて、じっくりと片方づつ練習するほうがいいと思います。

またアルトサックス・テナーサックスではフラジオ音域の運指が違ってきます、僕の場合はある程度共通に出来るものは共通にしてますが。
テナー独自・アルト独自のものは避けられませんから、この点でも注意が必要ですね。

ソプラノサックスとの持ち替えも非常に難しい部分もあります。
音程などの問題は練習して克服する必要がありますが、
ソプラノ独特の奏法が多く、これを基本から学ぶ必要があります。
音色もソプラノのいい音をよく聞いて、丁寧にロングトーンしてあげましょう。
とくに低音部発音・ビブラート・タンギング等がソプラノ奏法といってもいいくらい、アルトサックス・テナーサックスとは違ってきます。

なんかここまで書いといてなんなんですが、ぜひ持ち替えしてレパートリーを増やしてください!!
本数が増えると、リハーサルとか電車に乗るの億劫になったりしますけどね 笑

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

楽器の種類での音色の違いとは? その1

 たとえばサックスとトランペットは違う音色してますよね?
当たり前の事とはいえ なぜ違って聞こえるか疑問を持ったことはないですか?

色々な楽器で同じ高さの音をならしてみても、楽器の違いは聞いてみるとわかると思います。

それぞれの楽器にはそれぞれの 音色 が存在するわけで、どうしてこの 音色の違い が生まれるのかを解説してみます!!

まず人が耳に出来る音域の話しをしなければなりませんね、人は通常20Hzから~20000Hz程度の音を音として感じることができます。
この周波数帯域を可聴域といいます。

この可聴域を超えた場合 20000HZ以上は 超音波 とよばれ
20HZ以下は 低周波 と呼ばれます。

人間以外の動物では可聴域が変ってきます、コウモリなどは
30HZ~100000HZまで聞くことが出来ると言われてます。

では本題に入りましょうー

よく犯罪捜査などで 声紋分析 というのがテレビで紹介されたりしますよね、
楽器の音色の違いというのも実は声紋分析と同じ方法で視覚的に見ることができます。
声紋分析では人それぞれ違った音の成分を持っている為、人を判別できる訳です。

この音の成分が 倍音 と呼ばれるものです。
どんな楽器・生活音・声など、自然界に存在する音にはこの 倍音 が存在します。
ある音(基音)を出したときに、実は ある音(基音)以外にも、別の高さの音が
うっっっっすらと同時になっているんです。

この同時に鳴っている別の高さの音を 倍音 といいます。

倍音には含まれ方の法則があります。

この法則が倍音列です。では
ここで倍音列を紹介しましょう。

1 を 基音 としたピアノなど楽器を鳴らすと、2~16の倍音もうっっっすらと含まれて

聞こえて
います。普段の生活においては考えるだけ無駄なんですけどね 笑

理論的には第17倍音以上も無限に存在するんですが、先ほど書いた人間の可聴域を
超えてしまうので、音楽的には省かれます。

※あまり細かく書いちゃうと、倍音だけで論文になっちゃうので、知識程度にしときますね。

実はこの倍音の含み方(倍音成分)の割合が、楽器によって違うので、
人間の耳には 音色の差 となって聞こえます

 

さて実際にこの倍音の成分の違いを視覚的に見てみましょう。
視覚的に見るには先ほど言った 声紋分析 の時によく画面に

出てくる スペクトラムグラフ をつかってみます。
たとえばこれはピアノのA音のスペクトラムグラフです。

スペクトラムグラフは

横軸は  時間

縦軸は  周波数です。

※縦軸の周波数は下が20HZ~上が22000HZ(可聴域)となっています。

音を聞いてみる

 

色が 白 > 黄色 > 赤 > 紫 の順番で成分が多い(音が大きい)ということになります。

ここで鳴っているのは 基音 が 440HZなのですが この基音あたりは白~赤にかけて

大きく聞こえています。それ以外の小さく鳴っている基音より上の紫の部分は 倍音成分となります。
では その2 では、同じ高さの A音 を色々な楽器で出して

それぞれのスペクトラムグラフで倍音成分の違いを見てみましょう!!

つづく → 楽器の種類での音色の違いとは? その2

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

ソプラノサックスでのレッスン

いまうちの教室にはソプラノサックスしか吹かない生徒さんも
数人いてはります。そのうち2人はソプラノサックスしか吹いた
事がないんだけど、ソプラノからサックスを始めるのは・・という
意見も多いことは事実なんよね。

というのも音程とかとりにくい とか マウスピースが小さい分
難しい・・とか いろいろ意見はあるけど、結局
アルトサックス・テナーサックスに比べたらソプラノサックスは難しい なんよね。

ソプラノサックスしか吹いたことない人は 比べる対象もないから
「こんなもんなんだー」ということで まったく気にしてないし、それで上達していってます。
たしかに教える側からやと、アルトサックスとかに比べたら最初の2ヶ月の
進度は遅くなるのは事実やねんけどね。

それはアンブッシャーとか、ストラップがあまり役に立たない分
構え方とかに時間がかかるからなんやけど、それクリアーしたら
しいて問題はないと思います。

ソプラノサックスはサックス族のなかでも 特殊な存在だと私は思いますわ。

奏法なども非常に緻密に練習しないと駄目やからね。
特に下の方の奏法ねー。またいつか書くけど、
「アルトサックスとかテナーサックス吹けるからソプラノサックスも指一緒やしふけるわーー」的に演奏しちゃうと
ほんとチャルメラになっちゃうから 気をつけましょうね!!

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

サックスと肺活量

よく質問されるベスト5にはいるのが
「肺活量が少ないのですが・・」というのがあります。

まず答えから言うと サックス演奏に肺活量はそれほど関係ありません!!
※バリサクは除く
極端に4歳の子供が吹こうとすると足りないかも知れないですが、
小学生からサックスを吹いている子供さんは沢山居られますからね。

まず肺活量を気にして居る人は 呼吸法に問題があります。
ようするに腹式呼吸を身に付けていないと サックス演奏の瞬時の
ブレスタイミングに十分に息を吸えていないからです。

サックスなどの管楽器の演奏では瞬時に吸って、ゆっくり吐くと
いう呼吸になりますから、息が足りないと思ったら、腹式呼吸で
沢山空気を吸うように心がけてください。

また吐く時(吹いている時)には、ある程度楽器に息を入れるには
抵抗感があるので、その抵抗感に負けてしまっては音が揺れたり
消えてしまったり になってしまいます。

腹式呼吸の章でもお話しましたが、吐いている時には胸式呼吸ですと
この抵抗感に負けてしまいます。ですから腹式呼吸を意識してすばやく
吸ってゆっくり吐く練習を心がければ 肺活量は問題にはならない
ということですね。

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

サックス教室の選び方

巷には沢山のサックス教室があります、僕自身もサックスレッスンしてる
訳ですが、よくある質問に 「どうやってサックス教室を選べはいいか?」
と質問されることがあります。
僕自身も昔はサックスの先生に師事を仰ぎましたし。

■グループレッスンと個人レッスン

サックス教室にはグループレッスンと個人レッスンが有りますよね。
さてどちらにしたらいいか・・ どちらにもメリット・デメリットが
ありますね簡単に整理してみましょう。

メリット
デメリット
サックス
グループ
レッスン

・同じ趣味の仲間が見つかる。
・ライバルが出来る!!
・受講料が比較的安い。
・情報交換がしやすい。

・クラスの雰囲気によってはダレル。
・早く進みたくても全体の進行状況に合わせる必要がある。
・曜日・時間が固定の場合が多い。
・一人一人細かい指導が受けられない。
・先生を選べない。
サックス
個人
レッスン
・個々に応じて細かく指導が受けられる。
・自分の頑張りの分進度が変えられる。
・好きな曲で受講できる。。
・先生を選べる。
・受講曜日・時間を選べる。
・受講料がグループレッスンに比べて高い。
・教室内で友達が出来にくい。
・指導者によって大きな差がでる。

どちらが自分に有っているかよく検討してみるといいですね、

特にサックス初心者で
サックスグループレッスンですと、ヤマハ音楽教室のカリキュラムは
とても良くできていますし、課題の選曲もなかなか渋いですから
個人的にはいいと思います。
初心者から個人レッスンでアンブッシャー等を時間を掛けて見てもらう
なら個人レッスンもいいですね。

サックス経験者の方ですと、個人レッスンの方が矯正・選曲など相談にのって
もらい易いので個人レッスンがいいと思います。

サックスを始める時は、独学よりも習うほうが絶対いいです、
最初の3.4ヶ月でもいいので、正しい奏法・呼吸法・フィンガリングを学んで
ください。後々後悔しないように!!

 

■先生の選び方

先生にも得意・不得意があります。クラシックサックスの先生にポピュラーサックスを
習うのは厳しいものがありますし、またその逆もですね。
まずは体験レッスンをうまく利用するといいと思います。
体験レッスンで先生の人柄・演奏レベルなどを見極めるといいですね。
1時間体験を受けれる場合は、その1時間で目からウロコならいい先生だと
思いますし、初めて楽器を触る場合でも1時間あれば確実に音を出せる
ようになり、少しの運指までは指導をうけられるはずです。

サックス経験者の方は、指導経験を積んでいる先生でしたら、
あなたが少し吹けば問題点・改善方法を的確に指導してくれます。
アンブッシャー項目で書きましたがシンリップをファットリップに
変更を強制したり、その逆を要求する先生は避けたほうが
いいですね。結局アンブッシャーを崩して終わってしまいますからね。

あと一番重要なことはサックスレッスン中に先生がずっと楽器を持って
一緒にサックスを演奏してくれることです。

なによりそばで模範を聞くことが勉強になります、先生によっては
全然吹いてくれない・・・という話も聞きますが、それでは貴方にとって
せっかくのチャンスを無駄にしてしまいます。

なにより先生の演奏を好きならいいですね!!

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

サックスセッティング オマケ MASAX編

一応私のセッティング遍歴も書いてみたり 見なかったりw
参考にはならないかも・・ですが。
※2015年9月 更新
ソプラノサックス
楽器    セルマー マーク6 (仏)
*1897・・
マッピ   セルマー スーパーセッションH 改
リガチャー ブルズアイ ルーク
リード   ファイブラセル 21/2
ラヴォズ MS 2-1/2

アルトサックス
楽器    セルマー シリーズ2 (仏)
*4197・・ メイン
*6497・・ サブ
マッピ   ブルズアイ ハンドメイド
デイブ ガーデラ KING R&B
リガチャー ブルズアイ ルーク
リード   ファイブラセル 2-1/2
バンドレン V16 2-1/2
ダニエルズ 2-1/2

テナーサックス
楽器    セルマー シリーズ2 (仏)
*4332・・
マッピ   オットーリンク tone master 7★
リガチャー ブルズアイ ルーク
リード   ファイブラセル 2 or 2-1/2
バンドレン V16 2-1/2
——————————————–
遍歴
楽器本体
アルトサックス
セルマーシリーズ2 → セルマー マーク7(アメセル) → セルマーシリーズ80-1 → セルマーシリーズ2 → セルマーアメセル6 → セルマーアメセル7
→ セルマーシリーズ2
テナーサックス
ヤマハ23 → セルマーマーク7(仏) → セルマーシリーズ2 → セルマーアメセル6 → セルマーアメセル6 → ヤマハ875 → セルマーシリーズ2
ソプラノサックス
セルマーシリーズ80-1 → セルマーシリーズ2 → ヤナギサワカーブド → ヤナギサワ880 → セルマーマーク6(仏)
ソプラニーノ
ヤナギサワ
wind syn
yamaha wx7 - AKAI EWI1000&2000 - AKAI EWI3020 - AKAI EWI4000

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マウスピース
アルトサックス
セルマーC★★ → ARBハードラバー → アジャストトーン → 自作w →・・・・・・・色々
デイブガーデラ KING R6B(10年くらい) → ビーチラーハードラバー → ブルズアイハンドメイド

テナーサックス
セルマーC★★ → セルマーソロイストE → クラウドレイキ → デイブガーデラ1 マイケルブレッカーモデル →・・・・・・・色々→ バンドレンV16 → オットーリンクトーンマスター7★

ソプラノサックス
セルマーC★★→セルマーメタルF →・・・・・・・色々 → オットーリンク10*改(7年くらい) →
セルマースーパーセッションHリフェイシング(試奏して即替え)

※短期間使用のは省いてます。

サックス教室 フイテマス 藤本匡光

MASAX 音源視聴コーナー

よかったら聞いてください。

 

なにか懐かしい匂いというか、色彩を感じていただけると幸いです。

sop sax ; MASA
key: K.TUNODA

立ち止まってしまった時 すこしだけ前に踏み出す・・ちょっとした勇気が必要・・・

sop sax; MASA
key: K.TUNODA

あの雲そして自分は どこにむかうんだろう。。。

sop sax; MASA
key: K.TUNODA

澄んだ空気感の中の緊張感。

sop & tenor sax;
MASA
key: K.TUNODA
作曲家矢島ナツさんとのコラボレーション
GateInRecords presents 2003 winter Collection
作曲 YAJIMA N
マイナーのアルト曲

alto sax ;
MASA
名曲をソロで演奏してみました。
sop;MASA

サックス奏者 藤本匡光がお贈りする、サックス・エアロフォン情報ブログとナンヤカンヤ雑多なページです。